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「代表的な消費者」 (消費はどうすれば活性化するか⑪) [感覚的消費論]

これは、平成13年(2001年)9月に書き下ろしたものです。。。。。少し古びていますが、参考までに。。 感覚的消費論:(消費の担い手を探せ!・・売り手の側からみた消費ではなく、消費者の側からみた消費)です

以上、昨今の消費者像と消費者の行動・意識を検討してきたが、他に忘れてはならないことがある。

 なんと言っても代表的な消費者は、「女性」と「お年寄り」であるということである。所得が少ない傾向があるとはいうものの「女性」と「お年寄り」は生計維持についての基礎的負担が少ない者が多い。換言すれば相対的に可処分所得が多いともいえる。
 日常的にものを買うには、やはり、「余裕」と「小さな欲望」が必要であり、この「余裕」や「小さな欲望」は「お金」と「時間」と「情報」から生まれてくる。テレビなどのマスコミや口コミにより得た情報が多いのも「女性」であり「お年寄り」であるのではないだろうか。毎日オフィスと自宅を往復するだけのサラリーマンには困難なテーマである。
 
 「女性」だけについていえば、「水着を年に1.5着買う」くらいに「小さな欲望」は高い。水着についていえば、男性は機能が消滅した時すなわち「小さくなった」「破けた」「忘れた」などの時に買い求めるのではないだろうか。また、ゴルフ場で見る女性のポロシャツ姿もユニクロのそれではないことも特筆事項であろう。
 
 「お年寄り」についていえば、買い物は自分と人(子供・孫)のためにもするのではなかろうか。そうだとすれば「シルバーマーケット」と呼ばれるものは、「お年寄りが使う商品を提供する」マーケットではなく、「お年寄りがお金を使う」マーケットではないかということである。
タグ:消費者像
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