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納豆に「しょうゆ」の理論 [ご商売の無駄話(beni色のessay)]

最近の「優れモノ」の一つに納豆パックについているゼリー状の醤油(たれ)があります。
初めて目にした時には、「これはグッドアイデア!」と感動したものです。
おそらく、ここ最近のヒット商品の一つかもしれませんね。

たぶん「かもしれません」。

皆さんはこのお醤油のことをご存知でしょうか。。。。?
最近の納豆には、「おしょうゆ」と「からし」のビニール製の小袋がついているものが多いようですね。
納豆にはおしょうゆをかけて食べる人が多いので、このサービスもむべないかな。。。。と思います。
納豆メーカーの御配慮でダシまではいっているようです。

たしかに、このおしょうゆを使う時の不快感は何とかならないものか! というのも本音でした。
ビニール袋を破いた瞬間に、
①おしょうゆが飛び散ったり
②そのしょうゆが着ている洋服についたり
③テーブルの上にこぼれたり
等々不愉快な思いをされたかたも多いことと思います。

そこで登場したのが、このゼリー状に加工されたおしょうゆです。
飛び散ることもない優れモノです。
納豆と混ぜ合わせると、普通のお醤油をかけたようにしょうゆが溶け出してきます。
納豆ファンなら救世主のようなおしょうゆです。

しかし、最近の我が家の食卓には、やはり、以前のしょうゆパック付きの納豆が並んでいます。
例の「優れモノ」しょうゆ付きの納豆ではありません。

なぜでしょうか。。。。。
ひょっとしたらお気づきの方もいらっしゃいますでしょうね。

要は、たかが納豆なので、メーカーによって大きな違いがあるものでもありません。
違いといえば、このしょうゆと値段です。
つまり、我が家には、近所のスーパーで一番安い納豆が並んでいます。

ところで、納豆を遠足のお弁当とかにお持ちになる方はいらっしゃるのでしょうか。。。。
よーく考えてみると、自宅でしか食べません。
自宅には、醤油もからしも普通にあります。

ダシいりの醤油で食べると納豆の味が格別おいしくなるというわけでもないようです。
この「不快なしょうゆパック」がないと、中には、納豆を食べるのに困る人もいらっしゃるのかもしれませんが
普通の家庭にある醤油でも困ることはありません。
思い切って、しょうゆの小袋もからしの小袋も省略されたらいかがでしょうか!!

「優れモノ」の醤油をつけるよりも、醤油抜きで価格が安い納豆を希望される消費者のほうがきっと多いのではないでしょうか。

このゼリー状のおしょうゆを開発された方の工夫と苦労には頭が下がりますが、
ただ、
①なくてもいいもの
②なければ価格が安くなる
という点をもう一度検証されるのもいいかもしれません。

①おしょうゆよりも、あの無粋な発砲スチロール入れ物(=容器)を工夫すること
②限りなく価格を安くすること
に努力されたほうが人気が出るような気がします。


どんなに「優れモノ」でも、なくてもいいものの商品寿命は短いのかもしれませんね。
あなたのビジネスでもそういうことはありませんか。。。。。

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