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中小企業向けの「返済猶予」政策もいいかも!。。。。ただし条件が。。。 [銀行(員)と付き合う法]

亀井静香金融相が、15日(火)中小企業向けの融資の返済猶予案を表明されましたね

[本]亀井氏「中小企業の返済3年猶予」導入検討
YOMIURI ONLINE(2009年9月15日22時41分 読売新聞)
「「金融機関による『貸しはがし』が激しいので、3年程度、(中小零細企業に対する)返済を猶予することを実施したい」と述べ、返済猶予制度(モラトリアム)の導入を検討する考えを示した。(略)「金融機関は貸すべき所に貸してない。可及的速やかに実施したい」と述べた。」
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20090830-592896/news/20090915-OYT1T00973.htm

無謀と言えば無謀ですが、ひょっとしたら案外いい話かもしれません
小生は条件付きで賛成です

条件というのは
1.元金(元本)を据え置くだけで、金利は支払うこと
2.据え置き期間中は新たな融資は、原則行わないこと
3.経営改善計画(またはシナリオ)を作ること
4.後継者を明らかにすること
5.代表者及び主要株主は保証人となること
6.配当は停止すること
7.役員の報酬(当該会社から受取る給与+報酬)は、従業員の平均給与(含むボーナス)の3倍以内とすること
8.役員・株主及びその4親等以内の親族、及びそれぞれの関係会社から、賃借しているものがある場合は、賃借料はその固定資産税+実費(修繕費等)の範囲とすること
です

一言で「中小企業」と言っても、いろいろです
①会社は貧乏で、従業員の方の待遇もよくないと言いながら、経営者一族で、報酬・配当及び地代・賃料等でかなりの収入を得ていらっしゃるケースもあります
②経営能力に課題があり、先行きに期待の持てない企業もあります
③「経費」の流出に歯止めが利かない企業もあります
④行儀の悪い企業もあります
そういう点が無条件で「返済猶予」に賛成できない理由です

かたや、金融機関も
日頃「晴れの日には傘を貸し、雨の日には傘を貸さない」と言われる点も反省しながら
①こういう中小企業への融資には、すでに引当金を計上済であること
②金融機関の使命として、「企業を育てる」努力も必要であり、こういう企業には「経営指導」を行うべきであること
から、協力してもいいのではないかと思います

ただ、こういう風に中小企業に「返済猶予」した金融機関に預金を預けるのは不安だ! という方が増えたらどうしましょうか。。。。。。

9月18日(金)の日経新聞の社説では、
「公的支援に頼りすぎるのもよくない。本来は淘汰や整理される企業を安易に延命させるようだと、長期的にみて日本経済の体質は弱くなってしまう。企業の資金繰り難がリーマン・ショックの一時的な影響によるものか、趨勢(すうせい)的な経営悪化なのかも見定め、冷静に企業金融の支援策を考えてほしい。」

と。。。。。。。
これも正論です


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