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新銀行東京の生きる道① (実は東京には銀行が少ない) [銀行(員)と付き合う法]

石原知事が「新銀行東京」構想を提唱された時、
①目の付けどころがいい!
②そんなに簡単に銀行は作れない!
と思ったものでした

Ⅰ.実は東京には銀行が足りないのです
理由は
1.かつて15行あった都市銀行も、メガバンクといい数行になってしまったこと
 協和・神戸・埼玉・三和・住友・第一・太陽・大和・東海・東京・日本勧業・富士・北海道拓殖・三井・三菱
の15行のうち
①第一+日本勧業=第一勧銀 
②太陽+神戸=太陽神戸
③協和+埼玉=あさひ
などが合併し
今では
①三菱東京UFJ
②みずほ
③三井住友
④りそな
の事実上4行になってしまいました

2.そういえば、興銀、長銀、日債銀という長期信用銀行が3行ありましたが、今は皆無です

3.そして、三菱、三井、住友、安田、中央、東洋、日本の古典的な信託銀行が6行ありました

4.東京に本店を置く、地方銀行・相互銀行もずいぶん減ってしまいました

5.それから、お気づきの方もいらっしゃると思いますが、東京には日本全国の地方銀行の東京支店がありましたが、今では、積極的な活動をしていない地方の地方銀行の東京支店も増えてしまったようです

そういう意味では、銀行はずいぶん減りました

Ⅱ.実は銀行業務=特に融資業務は大変難しいです
「物(お金)を貸す」というのは、「物を売る」とか「アパートを貸す」のとはわけが違うのです
なによりも、返してもらわなければなりません
売りっぱなし、家賃を滞れば追い出すという目に見える仕事ではないのです
融資をした(お金を貸した)企業が倒産したり、夜逃げをしたら、お金は返ってこないのです

「貸してほしい人に貸せばいい!」というほど簡単な仕事ではないのです
銀行サイドから見れば「きちんと返してくれる人に貸す!」というのが大原則です
中には、
①結果として、返せなくなった人
②最初から返す意思や予定のなかった人
も多いのです

銀行の内部用語では、お金を貸すことを「支援する」と言います
国語の辞書のイメージとは異なるとお気づきになられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。。。。。

新銀行東京に、何を求めるのか・・・・・・
この続きは次回にコメントしましょう
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