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TVやラジオが伝えない素朴な意見・・・コラムニストはお元気です (今週の「週刊新潮」) [無駄の効用かやっぱり無駄か]

大震災で暗く、悲しい話題が多い中、今週号の「週刊新潮」(4月7日号)のコラムニストの皆さんは、お元気です。

1.小生が敬愛する藤原正彦氏は「管見妄語」のなかで、

「計画停電に文句を言う人は一人もいないどころか、日本中が節電に協力している」
「小学生の頃、我が家の暖房は茶の間のこたつ一つだけだったし、冷え冷えとした和式便所では新聞紙を使っていたし、町の灯は暗い今よりはるかに暗かった」

2.作家:川上未映子氏は「オモロマンティック ☆ボム!」のなかで、

「ほうれん草を熱心に食べたり水を飲んでみせたりする運動(?)がいくつかあったみたいだけれど、御本人にはそれなりの意味はあると思いはするがしかしそういうパフォーマンスがいったい誰のどんな安心に繋がるのか(略)」「これほど冷静さから懸け離れた行為もないんじゃないかと思う」

3.ライター兼イラストレーター 吉田 潮氏は「TV ふうーん録」のなかで、

「地震当初はテレビのありがたさに感謝していたが、途中から「?」となり、最近では罵詈雑言。腹立たしくて電源を切り、意図せず節電に協力している」

「この期に及んで、原子力発電所の仕組みなんか知りたい人がいるのだろうか?」

「各局が延々と垂れ流している原子炉の構造断面図も、もはや「さんざん虚勢を張ってた割に、いざというときに役立たない(略)にしか見えない」

「原発が災害に弱く、人類に危険をもたらすことは世界中の人間がわかっている。少なくとも日本国民は今回の大震災で、痛いほどわかったはずだ(遅かったけど)。答えは一つ。日本のエネルギー源そのものの将来を、私のような街のおばちゃんレベルでも真剣に考える時機が来たってことだ。」

「繰り返される同じ映像には辟易するが、思わぬ方向へ非難が集中するのもどうかと思う。」

「商魂たくましく大震災に便乗した輩は多い。なんと言っても、中山美穂(と背後にほくそ笑む辻仁成)である。」

「そして、あの男も都知事選出馬を決めた。便乗これに極まれり。宮崎県民はダマせても都民はダマされないぞ。」

「バラエティ番組も徐々に復活。あらためて復活したのは有事の際に流せないような番組はそもそも低レベルってことだ。」


4.東大病院放射線科准教授:中川恵一氏は「がんの練習帳」のなかで、

「「ただちに健康に影響のあるレベルではない」被ばくとなります。しかし、繰り返し言われることの言い回しに、かえって不安を抱く方も多いのではないでしょうか?」


5.窓際OLの斎藤由香氏の「窓際OLのすってんころりん日記」では、

「東京電力や原子力安全・保安院の記者会見は地震のなさそうな顔つきでメモを読み上げるだけ。窓際の私が偉そうな事は言えないが、かえって不安が増大する。」

彼女が防衛庁を視察した時のこと
「「しかし、こんなにきつい訓練を何のためにするのですか?」ボケた質問をする私。「日本に何かあった場合の有事に対する訓練です」と広報室長は即座にきっぱりと答えたのだ。」

「そういえば、この未曾有の有事に、安倍元総理や麻生元総理など、歴代の総理は何をされているのか不思議である。」「そして「子ども手当」を月々千五百万円もらっていた前総理は、昨夏、軽井沢の別荘に百六十人の民主党議員を呼んで屋外パーティをされていた。「友愛」と言うのなら、避難所生活の方々を呼んで食事をふるまって頂きたい。」

「現地ではネコの手も借りたい程、人手がないらしい。選挙の時は、選挙カーの上で、「美しい日本」「友愛」「国民の皆様が第一!」と熱く語った日本を愛している方々だからもう行かれているとは思うが・・・・・。」


お一人だけ戸惑っていらしゃる様に見える方がいらっしゃいました。

8.科学作家の竹内 薫氏です。 「サイエンス宅配便」の中で、

「ボクは、東北関東大震災で起こった津波による被害を想定できなかった。巨大な津波に対して、日本が誇る防波堤・は機能しなかった。そして。40年間、日本の電力を支えてきた原子力発電所は壊滅的な打撃を受けた。おそらく今、多くの科学者・技術者が、ボクと同じような無力感に苛まされているに違いない。」

「長年、エネルギー安全保障上の理由と、経済コストの面から、ボクは原発容認派として、積極的に発言してきた。だが、娘の健康がおびやかされる可能性が浮上したとたん、すべてが吹っ飛んでしまうほどの衝撃を受けたのだ。」


[本][本][本]

今日は、「週刊新潮」に掲載された、みなさんのコラムの一部を無断で掲載させていただきました。
ぜひ本誌のほうをご一読ください。


タグ:週刊新潮
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越後屋

中川恵一先生「魚を食べても大丈夫」
http://www.youtube.com/watch?v=R5gHts8iKA4

諸葛先生「1960年頃の大気中のセシウムの濃度は10000倍高かった」
http://www.youtube.com/watch?v=oH1v1qSgqpU

長瀧重信先生による非常に厳しい基準
http://www.youtube.com/watch?v=7PEXgxctzzI

高田純
http://www.youtube.com/watch?v=t3erSTN2sWQ
by 越後屋 (2011-04-10 15:29) 

BENI画像

面白い情報ですね、興味があります
by BENI画像 (2011-04-18 16:14) 

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