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「嫌われる年寄」へのなり方 [ライフスタイル]

昨日(2011年12月16日)の日本経済新聞夕刊の「らいふ」面の「抗加齢を学ぶ」というコラムを読んで少し違和感を持ってしまいました

京都府立医科大学の吉川学長のお話なので、専門家に少し楯突いてみましょう。

氏は、「日本抗加齢医学会 理事長」でもいらっしゃるようですから、本当に邪道な無謀な挑戦です。

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氏いわく、

①年を取ると愚痴や不満を言いたくなる傾向がある。
②特に高い地位にあった人ほどその傾向が強く、偉そうな口をきくようになる。
③愚痴が多くなるのは今が不満で「昔はよかった」と思いたくなる。

④バリバリ仕事などをやっている時は、過去のことなど思い出すこともないし、そんな暇もない。
⑤年を取ると時間ができ、周りに起きたいろいろなことが目障りになる。
⑥人間は自分に都合の悪いことなどはすぐに忘れてしまう一方、自分の自慢できることなどはいつまでも覚えている。
⑦昔と比較すると、現実に起こっていることに不満がちになったり、怒ったり、愚痴を言ったりするもの。

⑧お金も不満もあの世には持っていけない。昔のことを引き合いに出さず、今を楽しく生きていけばよい。
⑨嫌われる年寄りにはならないようにしよう。

というのが、氏のご意見の骨子のような気がします。


吉川先生がおいくつの方か存じませんが、なんだかお医者さんのご意見らしくありません。

「お金も不満もあの世には持っていけない」という点は同感です。
あるいは「昔はよかった」という言葉で現在を批判する方が多いのも事実かもしれません。

しかし、「亀の甲より年の功」という言葉もあります。
現在のお年寄りを始め、多くの先人は、「理に適った」り、「基本に忠実」であったりします。

なにも、若い人や残り少なくなった友人たちに迎合して生きていくこともないのではないでしょうか。。。。
仲間が去って行って寂しいと思うのなら、一人で生きていく工夫をすればいいのです。
仲間から敬遠されて友人が遠ざかって行く場合もあるかもしれませんが、人生を卒業なさって友達が減っていく場合もあります。

動物や植物や自然や進みゆく文明を友達にしながら一人で生きていくことも可能です。

本来のあり方・生き様を押し殺してまで、「嫌われないように生きていく」こともないのではないでしょうか!


年を取って嫌われる人の中には、
①いつまでも「自分だけが正しい」かのごとく「鶴の一声」で物事を動かそうとするわがままタイプ。
②病院をお友達にしているタイプ。
③「保護」とか「支援」とかを当然かのように求めるタイプ。
もかなりいらっしゃるのです。

意見や批判を言うから嫌われるのではないのです。

「耳が痛い」ご発言をなさるご老人こそ大切にしたいものです
角を矯めて牛を殺すかのごとく、迎合的な人生を送っていただく必要はありません





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