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「天下り」問題を考える時の一つのポイント・・・公益法人は株式会社にしろ! [少し政治的な話を。。。。]

「急がば回れ」という言葉があります。

その意味は、「急ぐときは、早道や危険な方法を選ばずに、むしろ回り道で確実で安全な道を通った方が結局は早く着けるもの」ということのようです。

今の民主党政治やマスコミのみなさんの対応・取り組みぶりを見ていると、早くもないストレートを投げて打ち返されてしまうようなことが多いようです。

天下り問題などがその典型例です。

「天下りは悪いものだ!」と決めつけてストレートを投げてしまうような対応が多いようです。

「天下り」問題を考えるうえで整理しておかなくてはいけないのは、

1.天下りを全否定しなくてもよい。
2.問題があるとすれば
①天下り経緯(公平性は担保されているか)
②癒着はないか。
③待遇や雇用条件はどうか
という点ではないでしょうか?


いわゆる「天下り」の議論を見聞きすると、こういうチェックがなされていないので、もどかしくなってしまうのです。


少し回り道をしながら「天下り」問題を考えたらいかがでしょうか!

天下りの多くは、国や地方公共団体が主管する公益法人が多いような気がします。


一般の民間企業なら、「余人を置いても〇〇さんを採用したい!」と考える企業は多いかもしれませんが、公益法人ならどうなのでしょうか。。。。
「適材適所」という順番だったりするかも!
と思ってみたりしたくなってしまいます。


長くなりました。
この公益法人というのは、「公益を目的とする事業を行う法人」ということのようです。 典型例は、「社団法人〇〇協会」、「財団法人××会」という組織です。
「何となくそういう組織も必要かもしれないけど、いったい何をしている組織なんだろう」と思うような組織です。

職業欄に「団体役員」「団体職員」と書いてしまうような。。。。。


皆さんは、こういう組織の「貸借対照表(バランスシートB/S)」とか「損益計算書(P/L)」をごらんになったことがありますか?

こういった組織のホームページに掲載されていますが、一般企業のそれと比べると非常にわかりにくくなっています。

まず、「予算」というのが重視されており、「決算」が軽視されるかのようです。

一応「費用」項目も記載されているのですが、収支計画(事業計画)が、事業ごとに縦割りになっており、内容が把握しにくいのです。

確かに、公益が目的ですから、「損益計算書(P/L)になじまない」といわれてしまいそうですが、その組織が行っている事業にかかる費用がどういう資金で賄われているか明らかにする必要があります。

そして、事業ごとの費用項目を合算して、損益計算書を作ってほしいものです。


なぜかというと

1.この組織における公益目的の意味と効果が明確になってくる。
2.天下っている人にかかる費用が明確になる。

ということがあります。

そのうえで、天下り問題を考えてみたら、また事情や状況が変わってくるかもしれません。


その「公益法人は必要なんですか!?」から天下り問題を議論してみてください。



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