同僚が休暇の時の電話の答え方？「本日はお休みをいただいています」

ずいぶん前のことですが、ある企業に電話をしたところ、非常に丁寧な話しぶりで

「〇〇は、本日はお休みをいただいております」

と、応対されました。

「うむ？」というか「えぇぇ」というか、一瞬びっくりしてしまいました。

なぜかというと、「何か不祥事でもあって休まされているんじゃないだろうか？」と思ってしまったのです。


久しぶりにこの電話対応を思い出してしまいました。

先日のことでした。ある銀行に電話をしたところ「〇〇さんは、今日はいないんです」と。。。。。

なんでもないことなのに、電話の向こうでは狼狽気味でした。


たとえば、

「本日は終日不在にしています」とか「本日は出張しております」

と答えれば、次のステップ、たとえば「伝言を受ける」「代わりに対応する」ということもやりやすいのですが、あまりにもワイルドな回答でした。


「休暇を取っている」となかなか言えないのも銀行員です。

なぜかというと、実態は別として、

①高給取りだという負い目があるからです。

②休暇等の福利厚生がいいという負い目があるからです。

③完全週休二日制にもかかわらず、「平日も休むのか！」と言われやすいからです。
※交代制ではないのです。

④融資担当の場合は、業況不芳先から「この大変な時にあいつは休んでいるのか！」と言われやすいからです。

⑤家族関係、健康状態等々、私生活が覗き見られるような気がするからです。


サラリーマンの中には、似たようなお立場の方もいらっしゃるのではないでしょうか。。。。。

このうちのいくつかは、最近では市民権を得た（ご理解をいただける）ようなものもあるようですが、休んでいる時の留守番の対応ぶりによってその人のあるいはその企業の質がわかってしまうこともあるかもしれません。


こんなつまらないことにも気を使うのが客商売なのです。