企業は一日にしてならず

人事異動とか新入社員の入社の季節となりました。

新しい職場に動くと「自分がこの企業を変えていく」的な考えを持ち、かつそれを実践されようとなさる方も多いかと思います。

そういう気概を評価する人も多いと思います。

しかしながら少しだけ意識していただきたいことがあります。

その企業は、おそらく昨日今日できたのではないということです。

たぶん、多くの人たちが「仕組み」を作り、「汗を流し」たからこそ今日があるのでしょう。


特に、上に立つ人にお願いがあります。

もしあなたが「おかしい」と思うようなことがあったとしたら、

①「なぜそうなっているのか？」を聞いてください。

②意外と「古くからいる人が抵抗勢力になっている」ということがあるかもしれません。

③ひょっとしたら、前任者は「それを変え」「それを変えようとした」のかもしれません。

④「変化を好まない人」「ぬるま湯が好きな人」は、あなたに「美しい言葉で語りかけてくるはず」です。

「企業は一日でならず」です。


長い年月の中で今の形があるのです。

そこには

①先人の知恵も隠されています。

②もし、古くからいる人が不満を持っているようなら、「なぜ、抵抗しなかったのか？」を考えてください。

ひょっとしたら、前任者はあなたと同じことを考えていたのかもしれません。


それを見分け、見極めるのがあなたの成功の秘訣です。

「企業の歴史」の中にも、秘密やヒントはたくさん隠されているのです。