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「出向」も、楽しからずや [仕事についてのエトセトラ]

月曜日の新聞各紙には週刊誌の見出し広告が大きく出ています。

昨日(2014.3.3)の新聞では、「お父さんは今日、『出向』になった」という見出しが目に飛び込んできました。

記事の中身は、「出向命令を受けてショックを受けた」「娘の結婚式までは親会社にいたい」的な悲観的・悲壮的な話も多く書き記してありました。

当然のことながら、「出向」はチャンス的に結んでありましたが。。。。


かつては「出向」というと、確かに悲壮感がありました。

でも、最近は、ずいぶん変わってきたようです。

たとえば、

1.先輩の様子を見ながら「明日は我が身」という理解が進んだ。

 ・・・・まさしく「後進に道を譲る」の繰り返しを見てきたのです。

2.「結婚式」でも親の職業(所属企業)など無関心になった。

・仲人のいない結婚式が増えたことから、親の説明をすることもなくなりました。
・「先方の親御さんへの体面がある」というのなら、「離婚」とか「病気」ということも同じように気配りが必要となってしまいます。

3.雇用延長を受け、後輩が上司になるのを嫌う人も増えたのも実情です。

・新天地で今までの経験を活かす方がいいという人も増えてきました。

4.「出向は条件が悪い」とうそぶく人が多い。

・親会社に残っても「ウルトラ出世」しない限りは、給料は減っていくのです。
そこのところを勘違いしている人が多いのです。

・出向は「うちで働くよりも、別の企業で能力を生かした方があなたのためですよ」という企業としての親心です。

5.実は「出向をネガティブ」に考える人よりも「出向に成功した」人の方が多い。

「出向に成功した人」は、あえて多くを語らないのです
親企業に残るよりも、評価されたり、待遇が良かったりする人が多いのも事実です。そのことを前面に出すと反感を買ったりするため「あえて黙っている」人が多いのです。

・「出向がうまくいかなかった」人は、相談にやってきたり、復帰したりする中で、多くの人に「出向は大変だ!」と話しまくる人が多いから、一般的には「出向は大変」という話が蔓延しがちです


そういうことを理解せずに「出向話」を論ずると、なんだか変な話になってしまうのです。

「親会社に残った『出世した人』よりも待遇がいい!」などとは言いにくいものなのです

ただ、数十年も慣れ親しんだ企業文化からうまく卒業できない人には「出向は心苦しい」ものになってしまいます。

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