バターがないらしい [無駄の効用かやっぱり無駄か]
先日のことでした。夕飯の後、妻がクッキーの袋を出してきて、「これバターが入ってないんだよね」などと、妙なことを言いながら開封していました。
近所の福祉作業所で焼いたというクッキーらしいのですが、バターを使ってないんだとか。。。。
「近所のスーパーにもバターは見当たらない」とも。
折も折、Yahoo!ニュースに載っていました。
毎日新聞の配信記事(11月13日)のようですが、
<スーパーに行ったら>バターがない! 五つの理由 (消えたバター 5つの理由)
と。。。。
記事を要約すると、
1.国内の生乳生産量の減少
2013年度の国内生乳生産量は約745万トンで前年比2・1%減。14年度上期(4~9月)は前年同期比2・5%減だった。
2.昨夏の猛暑
・農水省は、直接の引き金を、昨夏の猛暑、それも北海道の気温の高さと見る。
・暑さで乳牛の体力や免疫力が落ち、多くの牛が乳房炎にかかった。
・抗生物質を投与するため、回復後もしばらく生乳を出荷できない。
・体力の落ちた牛は種付けもうまくいかず、猛暑の影響はその後1年以上引きずることが多い
という。
3.酪農家の減少
・北海道では毎年200戸の酪農家が消えている。しかも若い人、経営力のある人からやめていく。
・1キロ90円で生乳を売るんですよ。ミネラルウオーターより安い。
・酪農家はこの10年で約1万戸減り、13年、とうとう2万戸を割り込んだ。
4.TPPの行方
・TPP参加でバターが自由化されれば、国内市場839億円のうち85%程度が輸入品に置き換わり、国内製品のみの市場規模は126億円に縮小するという。酪農家の受ける打撃は計り知れない。
5.輸入のさじ加減
国は国内の酪農家を保護するため、バターや脱脂粉乳に高い関税をかけ、農畜産業振興機構に独占輸入させることで、輸入量を管理してきた。ところがこのさじ加減が難しい。
※「輸入量の思惑(予想)がうまくいっていない」という意味のようです。
記事を整理すると、どうやら、
①国内生乳の生産量が少ない。
②輸入量の調整失敗。
という二つの理由からバターがマーケットから消えているようですが、
①そもそも儲からないので酪農家が減っている。
②TPPに参加すると、輸入におされ国内生産はさらに減少する。
という深刻な問題があるようです。
「地方創生」と総花的に言うよりも、こういう個別具体的なことに光を当ててみたらいかがでしょうか?
①日本の酪農業は生き残れないのか?
②「酪農」に光が当たり、若者の雇用の場が増えれば、地方の人口問題の具体策になるのではないか。
③「酪農に新規参入」するには(国家レベルで)何が必要なのか?
④最近は「働き方」に光が当たっていますが、農業の働き方はどうなのか?
そういう議論・検討をきちんとやっていただき、ライフプランが建てられる生活を意識した農業を実現してほしいものです。
時は「選挙風」が強くなってきました。
〇やわらかな暖かい風なのか?
〇さわやかなそよ風なのか?
〇冷たい木枯らしなのか?
〇暴風なのか?
〇竜巻なのか?
政治家の皆さんはどうお考えなのでしょうか?
「印刷屋さんなど選挙特需に沸く業界もある」とテレビのニュースは伝えていますが、選挙よりもほかにやることはいっぱいあるような気がします。
まさか「政治とカネ隠し」の選挙ではないでしょうね。
近所の福祉作業所で焼いたというクッキーらしいのですが、バターを使ってないんだとか。。。。
「近所のスーパーにもバターは見当たらない」とも。
折も折、Yahoo!ニュースに載っていました。
毎日新聞の配信記事(11月13日)のようですが、
<スーパーに行ったら>バターがない! 五つの理由 (消えたバター 5つの理由)
と。。。。
記事を要約すると、
1.国内の生乳生産量の減少
2013年度の国内生乳生産量は約745万トンで前年比2・1%減。14年度上期(4~9月)は前年同期比2・5%減だった。
2.昨夏の猛暑
・農水省は、直接の引き金を、昨夏の猛暑、それも北海道の気温の高さと見る。
・暑さで乳牛の体力や免疫力が落ち、多くの牛が乳房炎にかかった。
・抗生物質を投与するため、回復後もしばらく生乳を出荷できない。
・体力の落ちた牛は種付けもうまくいかず、猛暑の影響はその後1年以上引きずることが多い
という。
3.酪農家の減少
・北海道では毎年200戸の酪農家が消えている。しかも若い人、経営力のある人からやめていく。
・1キロ90円で生乳を売るんですよ。ミネラルウオーターより安い。
・酪農家はこの10年で約1万戸減り、13年、とうとう2万戸を割り込んだ。
4.TPPの行方
・TPP参加でバターが自由化されれば、国内市場839億円のうち85%程度が輸入品に置き換わり、国内製品のみの市場規模は126億円に縮小するという。酪農家の受ける打撃は計り知れない。
5.輸入のさじ加減
国は国内の酪農家を保護するため、バターや脱脂粉乳に高い関税をかけ、農畜産業振興機構に独占輸入させることで、輸入量を管理してきた。ところがこのさじ加減が難しい。
※「輸入量の思惑(予想)がうまくいっていない」という意味のようです。
記事を整理すると、どうやら、
①国内生乳の生産量が少ない。
②輸入量の調整失敗。
という二つの理由からバターがマーケットから消えているようですが、
①そもそも儲からないので酪農家が減っている。
②TPPに参加すると、輸入におされ国内生産はさらに減少する。
という深刻な問題があるようです。
「地方創生」と総花的に言うよりも、こういう個別具体的なことに光を当ててみたらいかがでしょうか?
①日本の酪農業は生き残れないのか?
②「酪農」に光が当たり、若者の雇用の場が増えれば、地方の人口問題の具体策になるのではないか。
③「酪農に新規参入」するには(国家レベルで)何が必要なのか?
④最近は「働き方」に光が当たっていますが、農業の働き方はどうなのか?
そういう議論・検討をきちんとやっていただき、ライフプランが建てられる生活を意識した農業を実現してほしいものです。
時は「選挙風」が強くなってきました。
〇やわらかな暖かい風なのか?
〇さわやかなそよ風なのか?
〇冷たい木枯らしなのか?
〇暴風なのか?
〇竜巻なのか?
政治家の皆さんはどうお考えなのでしょうか?
「印刷屋さんなど選挙特需に沸く業界もある」とテレビのニュースは伝えていますが、選挙よりもほかにやることはいっぱいあるような気がします。
まさか「政治とカネ隠し」の選挙ではないでしょうね。
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