「長時間労働」は悪いのか? [仕事についてのエトセトラ]
少し前までの銀行員の仕事はとても長時間労働でした。
しかしながら、いわゆる「ブラック」と呼ばれるほどかと言えば、そうでもないようなそういう仕事でした。
ただし、支店での業務に限って言えば、
「A:預金の出し入れのような窓口業務」
「B:貸出業務」
の二つに分けて考える必要があります。
A:預金の出し入れのような窓口業務
1.いわゆるテラーという窓口業務は、ATMなどの機械の発達でほぼ定時で帰ることが増えました。
2.ただ、「苦情」「個人情報管理」「CS」などの報告事はとても多く、その担当者はたいへんなようです。
B:買出業務
1.ずいぶん機械化が進みました。あるいは、補助をするパートナーもつくようになりました。「担保調査」も専門の調査会社等に業務委託するようになりました。
そういうこともあり、作業的には一人の負担は減りました。
2.ただ、「貸出」が量的にあまり増えていない(増収にならない)こともあり、件数をこなすことも求められます。
3.個々の貸出は、一定の与信枠を設けておいて、その範囲内なら、いわば機械的に融資するような形もありますが、この「与信枠」を設定する作業にはとても時間と手間がかかります。
4.個々の貸出の多くは、融資の結論を出す期限が決まっているものが多く、借入の申し込みがあると、いわゆる審査作業をいち早くすることが求められます。
お客様からお預かりしたお金を、安全に長期間お貸しするのですから、「使途に問題はないのか?」「返済は可能か?」等を多角度からの検討の上、いわゆる「稟議」をまとめあげなければいけません。
そのためには、お貸出しする企業の「財務内容」や「人となり」等のチェックが必要です。
また、「ご商売のやり方」や「商品やサービスの競争力」を将来にわたって検討する必要があります。
また、机上だけでは作業は終わらず、お客様や関係者へのヒヤリングも必要ですし、必要な資料が即座には集まらないこともよくあります。
しかも、貸出業務の多くは、「一人では決められない」という「複数チェック」と「相互けん制」がついて回ります。
こういう仕事ですから、それはそれは手間がかかります。
金融知識、財務知識、商品知識、業界知識等々多岐にわたる知識と理解力も必要です。
とくに、「お金の決済日」(たとえば、手形決済日、給料日など)に間に合わせるという前提で仕事をしますから、作業的には余裕などありません。
「明日にしてください」が許されないこともままあります。
そういう仕事ぶりを時間的に短期化するには、やはり「作業員(働き手)」を増やすことです。
かなり省力化されてきたとはいえ、担当者一人にかかる負荷はかなり大きいものがあります。
今、「賃上げ」に光が当たっていますが、増員(または生産性の向上)が伴わないと、長時間労働はなかなか減りそうもありません。
かつては、「サービス残業」「持ち帰り残業」が一般的でしたから、長時間労働をしたとしても残業代が増えるわけでもありません。
しかも、時間に余裕があると、上司、先輩、同僚との「飲み会」も頻繁にあったものです。
ただ、職業柄、「1週間の長期休暇」をとることが義務付けられています。また、「新婚旅行も1週間程度」は皆さん行きます。
「お互い様」という文化は定着しています。
長時間労働を考えるとき、
①単純労働が延々と続くのか?
②限りなく少ない人数で長時間働いているのか?
③その仕事は明日に伸ばせないのか?
等々の分析を踏まえた議論と対策も必要です。
私の場合は、
①その日のうちに終わらせるのが好きでした。
~翌日は新しい仕事や葬儀などが舞い込んだりしますから。。。
②朝早く出勤するのは嫌でした。(やはり毎日相応な睡眠はとりたいものです)
③休日はゆっくり休みたいので会社の行事には出席したくないという本音もありました。
「長時間労働」という言葉だけが悪者にされていますが、実態や実情を踏まえながら対応策を考えることが必要でしょう。。。。
仕事が中途半端になれば、かえってストレスがたまる人も多いはずです。
お客様のご協力も必要です。
ややもすると過剰品質に陥ってしまいます。
がんばれ!サラリーマン
しかしながら、いわゆる「ブラック」と呼ばれるほどかと言えば、そうでもないようなそういう仕事でした。
ただし、支店での業務に限って言えば、
「A:預金の出し入れのような窓口業務」
「B:貸出業務」
の二つに分けて考える必要があります。
A:預金の出し入れのような窓口業務
1.いわゆるテラーという窓口業務は、ATMなどの機械の発達でほぼ定時で帰ることが増えました。
2.ただ、「苦情」「個人情報管理」「CS」などの報告事はとても多く、その担当者はたいへんなようです。
B:買出業務
1.ずいぶん機械化が進みました。あるいは、補助をするパートナーもつくようになりました。「担保調査」も専門の調査会社等に業務委託するようになりました。
そういうこともあり、作業的には一人の負担は減りました。
2.ただ、「貸出」が量的にあまり増えていない(増収にならない)こともあり、件数をこなすことも求められます。
3.個々の貸出は、一定の与信枠を設けておいて、その範囲内なら、いわば機械的に融資するような形もありますが、この「与信枠」を設定する作業にはとても時間と手間がかかります。
4.個々の貸出の多くは、融資の結論を出す期限が決まっているものが多く、借入の申し込みがあると、いわゆる審査作業をいち早くすることが求められます。
お客様からお預かりしたお金を、安全に長期間お貸しするのですから、「使途に問題はないのか?」「返済は可能か?」等を多角度からの検討の上、いわゆる「稟議」をまとめあげなければいけません。
そのためには、お貸出しする企業の「財務内容」や「人となり」等のチェックが必要です。
また、「ご商売のやり方」や「商品やサービスの競争力」を将来にわたって検討する必要があります。
また、机上だけでは作業は終わらず、お客様や関係者へのヒヤリングも必要ですし、必要な資料が即座には集まらないこともよくあります。
しかも、貸出業務の多くは、「一人では決められない」という「複数チェック」と「相互けん制」がついて回ります。
こういう仕事ですから、それはそれは手間がかかります。
金融知識、財務知識、商品知識、業界知識等々多岐にわたる知識と理解力も必要です。
とくに、「お金の決済日」(たとえば、手形決済日、給料日など)に間に合わせるという前提で仕事をしますから、作業的には余裕などありません。
「明日にしてください」が許されないこともままあります。
そういう仕事ぶりを時間的に短期化するには、やはり「作業員(働き手)」を増やすことです。
かなり省力化されてきたとはいえ、担当者一人にかかる負荷はかなり大きいものがあります。
今、「賃上げ」に光が当たっていますが、増員(または生産性の向上)が伴わないと、長時間労働はなかなか減りそうもありません。
かつては、「サービス残業」「持ち帰り残業」が一般的でしたから、長時間労働をしたとしても残業代が増えるわけでもありません。
しかも、時間に余裕があると、上司、先輩、同僚との「飲み会」も頻繁にあったものです。
ただ、職業柄、「1週間の長期休暇」をとることが義務付けられています。また、「新婚旅行も1週間程度」は皆さん行きます。
「お互い様」という文化は定着しています。
長時間労働を考えるとき、
①単純労働が延々と続くのか?
②限りなく少ない人数で長時間働いているのか?
③その仕事は明日に伸ばせないのか?
等々の分析を踏まえた議論と対策も必要です。
私の場合は、
①その日のうちに終わらせるのが好きでした。
~翌日は新しい仕事や葬儀などが舞い込んだりしますから。。。
②朝早く出勤するのは嫌でした。(やはり毎日相応な睡眠はとりたいものです)
③休日はゆっくり休みたいので会社の行事には出席したくないという本音もありました。
「長時間労働」という言葉だけが悪者にされていますが、実態や実情を踏まえながら対応策を考えることが必要でしょう。。。。
仕事が中途半端になれば、かえってストレスがたまる人も多いはずです。
お客様のご協力も必要です。
ややもすると過剰品質に陥ってしまいます。
がんばれ!サラリーマン
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