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「朝型勤務」は合理的なのか? [無駄の効用かやっぱり無駄か]

先ごろ(4月20日)厚生労働大臣が経団連会長に対し「産業界で『朝型勤務』の取り組みを進めるよう要請したそうですね。

この「朝型勤務」は、はたして働く皆さんの賛同を得られるのでしょうか?あるいは合理的なのでしょうか?

この「朝型勤務」により
・残業の縮減
・早期退社(帰社)による家族団らん時間の増加
などが狙いのようですが、さてさてどうでしょう。

よく「朝型勤務」により残業時間が減ったという企業の例が取り上げられますが、

〇2014年5月に本格導入した伊藤忠商事は、午後10時以降の残業を禁止する代わりに午前5~9時の勤務に「早朝割り増し」手当を支給している。総合職1人当たりの時間外勤務は月に約4時間減少し、時間外手当の支給額も全体で7%減ったという。

〇カゴメやコニカミノルタは、午後8時以降の残業を禁止している。仕事の効率化で、労働時間を短縮する効果も期待できるとみられる。

(いずれも「読売新聞」15.04.21)

これらの例はどこかおかしくないですか?

たとえば、

●伊藤忠商事は午後10時以降の残業を禁止

~午後10時を超えると深夜残業になりますから残業手当も増えます。ここを禁止すれば残業代も減るはずです。
でも、「朝早く来て午後10時までは仕事をしてもよい」という考え方にどこか違和感はありませんか?

●カゴメやコニカミノルタは午後8時以降の残業は禁止

~これも「午後8時までは残業をしてよい」ということになってしまいます。「午後8時」ということを前倒ししていくことが必要なのです。

●「朝型勤務」になったからと言っても、多くの方は就寝時間が早くなるわけでもないでしょう。ということは、逆に早起きしなければいけない分だけ「睡眠時間が減る」ということになるのではないでしょうか。。。。

●学齢期のお子さまがいらっしゃる場合は、朝の忙しさが倍加する恐れはないでしょうか。。。。

●「朝型」でも、オフィスは「蛍光灯をつけ」「クーラーもつけます」電気代減にもさほど貢献しないかもしれません


要は、「オフィスにいる時間をより少なくすることが必要」なのです。

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