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日本年金機構の「情報漏えい」問題と「ご意見番」 [鈍感日本人への警鐘]

日曜日の私の好きな番組の一つに、「サンデーモーニング」(TBS 8:00~9:54)というのがあります。
そして、その中でも、「御意見番 スポーツ」という元巨人の張本さんが、「!」とか「あっぱれ!」と評するコーナーがあります。


張本さんが、サッカーなどの他のスポーツに「喝!」とかあるいは批判的なコメントをされると、ネットの投稿は大盛り上がりになります

その投稿には、

①張本さんが「在日」であることをなじるもの。(敢えて書きました)

②「老害」だというもの。

③「門外漢がコメントするな」的なもの。

がかなりたくさん見受けられます。

確かに内容によっては、「見方が自分とは違う」というものもあるかもしれませんが、「違う部分」を専門的に切り返さない投稿には時に辟易してしまいます。

世の中には、素朴な疑問をズバッという人が必要」と私は考えています。

そんなこともあり「張本さんのコメント」は「おもしろいなぁ!」といつも思っています。


さて、日本年金機構の情報漏えい問題です。
経営トップの方の「謝罪会見」をテレビでご覧になった皆さんは何をお考えになられましたか?

私の感想は、この偉い肩書の皆さんの中に「現場の仕事の流れ(実務)をご存知の方はいらっしゃるのだろうか?」ということです。

この実務がわかる(現場がわかる)人が経営上層部にいらっしゃらないかぎり、「情報漏えい」のようなきわめて現場の仕組みや仕事の流し方の改善は図られないからです。

現場の実務がわかる人が意見を言っていない改善策は、「屋上屋を重ねたマニュアル」ができてしまって「よし」となってしまうことが多いものです。


こういう「現場の実務のわかる人の意見を引き出す方こそ張本さんのような「はっきりとものをおっしゃる『御意見番』の役目」なのです。

御意見番」の優れたところは、基本を押さえていらっしゃるからです


番組の中で、あるコメンテーターの方が「私は社外理事なのです」と申告なさっていらっしゃいましたが、画面に向かって「またあなたですか?あなたでは無理だと思いますよ!」と申し上げたくなってしまいました。


経営幹部の重要な仕事は「謝罪会見」の時に頭を下げることではありません。

「謝罪会見」をするような事案を作らないこと

「謝罪会見」をするような事案が起きた時は迅速に対応すること

二度と「謝罪会見」をしなくていいような「実のある経営」をなさること

なのです。


そういえば、今回の事案は、「機構が会見をする以前に職員の方がネットに投稿されていた」という問題もあります。

ネットに投稿した職員さんは、「組織の風通しの悪さ」に思い余って投稿なさったのではないでしょうか。。。。

上から風の吹かない組織は下からは風は吹かない」というのが私の持論です。


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