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「イチロー語録」(19.03.21) [ビジネス成功への道標]

イチロー選手が引退を発表した日(19.3.21)、「記者会見」が終わるまでテレビを見てしまいました。


さすがイチロー選手。
流暢とは言えないトークの中ではいろいろと心打つ言葉がありました。
記者会見の中で印象に残った彼の言葉を書き留めておきましょう。


「自分が熱中できるもの、夢中になれるものを見つけられればそれに向ってエネルギーを注げるのでそういうものを早く見つけてほしいなと思う。
それが見つかれば自分の前に立ちはだかる壁に向かうことができる。」


「それが見つけられないと壁が出てくるとあきらめてしまう。
いろんなことにトライして、自分に向くか向かないかというよりも自分が好きなものを見つけてほしい。」


「いろいろな記録に立ち向かってきたけど、そういうものはたいしたことではない。自分にとってそれを目指してやってきたんですけど。
いずれそれは後輩が先輩たちの記録を抜いて行くというのはしなくてはいけないことと思うけど、そのことにそれほど大きな意味はない。」


「10年200本を続けてきたこととかMVPを取ったとかオールスターでどうたらなんてことは小さなことに過ぎない。去年の5月以降ゲームに出られない状況になって、その後もチームと一緒に練習を続けてきたけどそれを最後まで成し遂げらなければ今日のこの日はなかった。」


「今まで残してきた記録はいずれ誰かが抜いて行くと思うのですが、去年の5月からシーズン最後の日までの日々はひょっとしたら誰にもできないことかもしれないというささやかな誇りを生んだ日々であった」


「ある時までは自分のためにプレーすることがチームのためにもなるし見てくれている人も喜んでくれるかなぁと思っていたけど、NYへ行った後ぐらいから人に喜んでもらえることが一番の喜びに変わってきた。ファンの方々の存在なくしては自分のエネルギーは生まれない。」


野球のことを愛したこと。これは変わることはなかった。」


力以上の評価をされるというのはとても苦しい。」


「去年3月の頭にマリナーズからオファーを頂いて今日までの流れがあるが、あそこで終わっていても全くおかしくない状況だった。」


「今この状況が信じられない。オフの間アメリカでプレーするために準備をする神戸の球場で寒い時期に練習するのでへこむ、心折れる。自分なりに訓練を重ねてきた神戸の球場でひっそりと終るのかなという風にあの当時想像していた。」


誰かの想いを背負うということはそれなりに重いこと。そうやって一打席一打席立つことは簡単なことではない。やっぱり一本ヒットを打ちたかったし、応えたいというのは当然。僕にも感情が意外とある。結果を残して最後を迎えられたら一番いいと思っていた。」


言葉にして表現することは目標に近づく一つの方法ではないかなと思っている。」


人よりがんばることなんてとてもできない。あくまでも秤は自分の中にある。自分なりにその秤を使いながら自分の限界をみながらちょっと超えていく。ということを繰り返していく。いつの日かこんな自分になっているんだという状態になる。」


少しづつ積み重ねでしか自分を越えていけない一気に高みに行こうとすると今の自分の状態とギャップがありすぎてそれは続けられない地道に進むしかない後退しかしない時期もある自分がやると決めたことを信じてやっていくでもそれが正解とは限らない。」


人望がないんですよ。ぼく。」


クビになるんじゃないか。毎日そんなメンタリティで過ごしていた。」


「アメリカのファンは最初は厳しかった。2001年のキャンプでは日本に帰れとしょっちゅう言われた。結果を残した後の敬意というのは手のひらを返したよう。言葉ではなくて行動で示した時の迫力はある。なかなか入れてもらえないけど認めてもらった後はすごく近くなる。」


アメリカに来て外国人になったことで、人の心をおもんばかったり人の痛みを想像したり今までなかった自分が現れた本を読んだりして情報を取ることができたとしても体験しないと自分の中からは生まれない。」

孤独を感じて苦しんだこと多々ありましたが、その体験は未来の自分にとって大きな支えとなる。つらいことしんどいことから逃げたいと思うのは当然なことですが、でもエネルギーのある元気なときに立ち向かっていくことは人として重要なことなのではないかと感じている。」


この会見の中でイチロー選手が多用し、そして記憶に残ったのは、

結果を残す

という言葉でした。
何も結果を残せない凡夫には重すぎる。


その夜は彼の花道を照らす満月でした。

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