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「電力源」のリスク分散が必要 [みんなうすうす気づいている]

桜も開花した春なのに昨日の東京は雪が降り、そこに「電力逼迫警報」まで出てしまい「寒い一日」でした。

そもそもの原因は先日の東北地方の地震で発電所が被災したことでした。

ネットを見ると「原発」推奨派の皆さんが「原発ありき」的なコメントを垂れ流していますが、
●東日本大震災の惨状
●計画停電
を忘れてしまったかのような話です。


今の日本は、
①原発をいかに減らすか
②化石燃料(輸入燃料)による発電をいかに減らすか
という方向に大きく動いていたはずです。

だから「原発」というのも理解に苦しむところです。
「原発が日本の電力を支えているんだよ」というお考えの方も原発だけに頼らない方策を考えることが重要なのです。


気になったのは「揚水式水力発電の運転が停止」する恐れがあったということです。

揚水式発電」というのは、九州電力のHPによれば、
①ふつうの水力発電所と同じように"水の力で水車を回して電気を作る"
異なることは"発電のために使う水を汲み上げる(揚水する)"ことです。

②昼間は上から下に水を落として発電機につながれたポンプ水車を回転して発電
あらかじめ上部調整池に汲み上げられていた水を、発電所に向けて落とすことにより、発電機につながれたポンプ水車を回転させ発電します。発電に使われた後の水は、下部調整池に貯えられます。

③夜は下部調整池から上部調整池に汲み上げる
電気を送る送電線から、逆に電気を送ってもらい、下部調整池に貯えられた、発電に使われた後の水を、ポンプ水車を発電時とは逆回転させることで上部調整池へ汲み上げ、次の発電に備えます。

④「揚水」は
・夜間電力を使う
・昼間の太陽光発電を使う(夜発電)
これまで揚水は、電気の使用量が少ない夜に水をくみ上げ、電気の使用量が多い昼間に電気を作っていました。 最近では、昼間の太陽光で発電した電気を利用して、揚水を行い、夜(点灯帯)に発電する機会が増えており、「再エネの導入拡大」にも貢献しています。


こういう仕組みならもっと「揚水式発電所」を作ればいいんじゃないと思ってしまいます。


あるいは「小水力発電」というのもあります。
関西電力のHPによれば、
「小水力発電」とは、一般河川、農業用水、砂防ダム、上下水道などで利用される水のエネルギーを利用し、水車を回すことで発電する方法です。一般的には、河川に流れる水をダムに貯めることなく直接取水し、利用する「流れ込み式」の発電方式が採用されます。
ということのようです。

揚水式発電小水力発電の可能なところはさらに増設し、広い関東平野のようなところの1発電所の負担を緩和するリスクの分散が今まで以上に必要ではないでしょうか。

都心部であれば「ごみの焼却」を利用した発電あるいは「水素燃料」による発電なども考えたいところです。





揚水式発電
[本]九州電力HP
https://www.kyuden.co.jp/effort_water_omarugawa_omaru04.html#:~:text=%E6%8F%9A%E6%B0%B4%E5%BC%8F%E7%99%BA%E9%9B%BB%E3%81%A8%E3%81%AF,%E3%81%A6%E9%9B%BB%E6%B0%97%E3%82%92%E4%BD%9C%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

[本]電気事業連合会HP
https://www.fepc.or.jp/enterprise/hatsuden/water/yousuishiki/index.html

小水力発電
[本]関西電力HP
https://www.kepco.co.jp/sp/energy_supply/energy/newenergy/about/learn/qa5.html#:~:text=%E3%80%8C%E5%B0%8F%E6%B0%B4%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E3%80%8D%E3%81%A8%E3%81%AF,%E6%96%B9%E5%BC%8F%E3%81%8C%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

[本]全国小水力推進協議会HP
http://j-water.org/about/




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