「人手不足」?「人材不足」?「人手離れ」? [どう受け止めたらいいのか]
日本社会もコロナで潮目が変わったのかもしれません。
しかしよくわからないのは「人手不足」という話。
・景気も回復基調
・賃上げも行われている
というのに日本中が「人手不足」一色です。
不思議です。
コロナ前に働いていた人たちはどこに行ったのでしょうか?
その人たちが戻れば人手不足は少しは緩和されるはずです。
いかに少子高齢化とは言え、急に労働者が減るのも変なはずです。
例えば、
①コロナ退職で復帰を諦めた(自宅にいる)
②コロナ退職で転職してしまった(それならどこかの企業で人が足りているはずです)
③残業が減り総生産(総営業)時間が減った
④もともと人員が足りないところに採用と離職が繰り返されている
⑤一人当たりの生産性が極端に落ちている
ということなのでしょうか?
銀行のようにかねてから対人仕事を機械(IT)に置き換えてきたところもありますが、多くの企業はそういう置き換えはなさらなかったのでしょうか?
「いやいや現場仕事は機械には置き換わらないよ」というのももっともです。
ここで考えなければいけないのは、
①起業
②自由な働き方
などと言っているうちに日本の基幹産業の担い手が置き換わっていないのではないかということ。
つまり、
①飲食
②サービス(例えばウーバーイーツのようなデリバリー)
③販売
のようなご商売が過剰気味になってしまっているのではないかということ。
お手軽に職にありつけるかもしれませんが、お手軽な分「低賃金」になってしまうこともあるのではないでしょうか?
世の中は「最低賃金がどうのこうの」という議論もありますが、
日本の基幹産業あるいはエッセンシャルワーカーの賃金が低すぎることにも原因がありそうです。
これからいったい誰がこういうお仕事を担うのでしょう。
日本社会全体が今一度考えなければ立ち行かなくなってしまいそうで怖くなってしまいます。
若いうちは低賃金で気ままな働き方でもいいのかもしれませんが、少し年を取れば安定した所得は得られなくなります。
もう少し倒産や廃業が増えて人材が余ってくることに期待するしかないのでしょうか。。。。
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