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ごみ拾いの理論 [ご商売の無駄話(beni色のessay)]

業績のいい会社に行くと、「事務所とか工場が、綺麗で整理整頓がなされている」と以前申し上げました
そういう会社には、こんな秘密も隠されています

アパレルニットメーカーのF社をお訪ねしたときのことです
この会社は、業績もよく、会社の中も整理整頓が行き届き、綺麗に片付けられています
社長に本社の中を案内されて、気に止まったことですが、「実によくごみを拾われる」と言うことです
案内の途中でも、「ちょっと待ってください」と言っては、前かがみになって、ごみくずを拾われます
見せていただくと、①糸くず ②ボタン 等が多いようです

はてさて、この社長は、どうしてこんなに「ごみ」をよく拾われるのでしょうか?
従業員の方に言いつけて、掃除しておくように命じられないのでしょうか?

想像ですが。。。。。
①性格的に綺麗好きで、拾わずにいられない
②従業員には申し訳ないので、社長自ら率先垂範している
③最初はなにげなく拾っていたが、落ちているものを見ているうちに、「なぜ、こんなところにこれが(こんなものが)落ちているんだろう」と考えるようになった
などなど、いろいろ理由もあるのでしょうが。。。。。。

どうやら、ごみですら商売に繋がっているようです
ごみの種類、ごみが落ちている理由などを瞬時に把握・想像し、商品の品質・工程・動線等々に思いをやっておられるのではないでしょうか

業績のよい会社を案内されたとき思うのは、ご案内をされる方と言うのは
社長さんであれ、ご担当の方であれ、「ごみを自ら拾い、歪んだりしている机を整えたり」されます
只で捨てるものは、工場にはないのです
(最近では、ごみはお金を取られますし。。。。)

一事が万事とか、落ちているごみでさえビジネスのヒントと言うことなのでしょうね
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