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お葬式の話④ (誰も言わない話) [ご商売の無駄話(beni色のessay)]

新聞を見ると、毎日のように訃報が載っています
特に季節の変わり目や寒暖の差が多いときには訃報が多いようです
〇〇株式会社の元××取締役がお亡くなりになったとか
△△株式会社の□□取締役のお父さんがお亡くなりになった
という訃報記事をよくお見かけします

これだけ個人情報云々と言う時代にあって
死因や病名等々かなり細かなことまで載っています

特に企業関係の場合、この手の話は、東証等の開示規則にも載っているわけでもなく
経営に大きな影響を及ぼすようなことでもないと思います
プライバシーの話は、「蜜の香り」がすることもありついつい見てしまいますが、
特に新聞に掲載するほどの情報でもないようです
敢えて死亡広告をなさるのなら別ですが、とても奇異に感じることです

確かに、お葬式についてはどなたも練習をなさったり、事前に予告があったりすることもありませんから
いわゆる「世の倣い」的な対応や、葬儀屋さんのいいなりであったりすることが多いのではないでしょうか

ウィキペディア等を見ても、
香典=差し上げるもの あるいは 「日本の文化」的に 「あげるもの」という前提で書かれています
香典については
1.本来、香典は霊前に供える物であった
2.葬儀にはそれなりにお金がかかりますし、ご主人の死亡等による経済的な困窮対策として、
 ちょうど「無尽講」のように、縁者の皆さんが相互扶助を行なう目的であったのかも。。。。
3.自分の家のときももらったので、お返し的に香典をしなければいけないから
などと考えられます

核家族化や少子化という社会構造の変化が起きている中で、
いつのまにか、葬儀だけは派手なものになってしまいました
親戚やご町内・村(むら)内の皆さんなどの関係縁者によるお見送りの儀式が
知らぬ間に「セレモニー」と言う商業主義的なものに変わってしまったようです

「人それぞれ」と言うお考えもおありでしょうが、お葬式は、多くの人に影響を与えてしまいます
小生のようなサラリーマンは、特に広く知らしめなくても、あの世に行けます
大切なのは、突然悲しみに襲われた遺族の気持ちの切り替えを早く行なうことです
「セレモニー」としてのお葬式などは必要ありません
特に、闘病が長く続いたりしたら、ご家族の疲労もピークに達しているはずです
①そっと見守ってあげる
②ご遺族の先々の(経済的な)不安を取り除いてあげる
③ご遺族のお気持ちを早く切り替えるような環境にしてあげる
と言うようなご配慮が必要なのではないでしょうか

あるお役所の方がおっしゃっていました
お役所がお手伝いをする葬儀の費用はそんなにはかからないそうです

たとえば小生の葬儀は
①家族等の近親者で行なうこと
②会社にも積極的に知らせないこと
③無駄な費用はかけないこと
④供花・香典・弔電・参列等は一切いらないこと
 (たとえば、会社のものもいらない)
⑤お骨の一部を先祖代々のお墓に納骨すること
を家族に伝えております

なお、そうは言っても、香典返しにお困りの方に少しヒントを(余計なお世話ですが)。。。。。
小生なら、温度計・湿度計つきの電波時計を送ります
理由は
①寒暖に対する配慮の一助になるからです
②値段に幅があること
③温度計・湿度計はいくつあっても困りません
 ・部屋ごとに欲しいものです(お風呂やトイレにも置きたいです)
 ・健康への気づかいに役立ちます
 ・電気代とかの光熱費の節約に役立ちます
 ・実際に上げたらたいへん好評でした
 ・小生が欲しいものの一つです

大きな古墳やピラミッドは、おそらく埋葬者の権勢の大きさを鼓舞するものだったのでしょう
ですから、時の権力者は、生前からお墓作りをテーマにしていたのではないかと思います
小生のような小市民は、
①近親者にのみ静かに見送られたいものです
②家族の社会復帰の負担を取り除いておくことだけがテーマです

高野山の和尚さんのお説教の中に
「あなたの『心』はどこにありますか
 頭の中ですか
 胸の中ですか
 おなかの中ですか」。。。。
 そうあなたの身体の中にあるのです

 死んでしまったら、『心』はあなたの身体から出て「あの世に」行ってしまいます
 だって、死体のことを「亡骸(なきがら)」というじゃないですか」
というお話があったような記憶があります

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