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不景気には人材が集まる (ニューヨークの人が教えてくれたこと) [裏づけのない経営学]

あれは、平成3年(1991年)のことだったと思います
当時のアメリカは不景気だったと思います

出張先のニューヨークでの話です
ある日本企業の幹部がおっしゃるには
今は、不景気なので、日本企業には優秀な人材が集まっています
 アメリカの大学生は、不景気な時には
①卒業しないで大学に残る
②とりあえず日本企業に就職する
でも。。。。。。」

という説明を聞きました

当時、アメリカへ進出している日本企業は業績も良く厚遇でした
転職が一般的なアメリカ企業ですから、日本企業への就職は
①レイオフがない
②厚遇
という点がポイントだったようです

そして、アメリカ企業の業績が良くなったら、日本企業からアメリカの企業に転職する
ということだったようです いわば、日本企業を踏み台にしているということでしょうか

今、日本も相当の不景気ですから 人材を採用するにはチャンスです
やはり、アメリカ同様に厚遇というのがキーワードかも知れませんが
日本の学生とかの若者が少し違うのは、いわゆる「やりがい」とかも重視していることです
・・・・・面接で聞く限りではということですが。。。。
本音では、親の近所に住むということも見え隠れしますので地方の企業もチャンスです


おそらく、アメリカと違い、踏み台型の就職を希望する人は少ないでしょうね
だからこそ、「素敵な企業」にはいい人材を迎え入れるチャンスです

素敵な企業という定義付けには議論はありますが、たとえば自分の息子や娘を入れたくなる企業なら合格かも知れません

人材について考えると
不景気な時には優秀な人は出て行きません
優秀じゃない人は人減らしの対象になってしまいます
不景気な時にはみんな生き残っていくために必死です いったん出てしまうともう戻るところがないので転職にも慎重です

好景気な時には優秀な人は出て行きやすいです
優秀じゃない人は行くところがないので留まってしまいます
優秀な人には有利な条件でヘッドハントも来ます また、自らを高評価してもらう企業へと出ていきやすくなります たとえ失敗したとしても、人手不足の時には、今までの会社へ戻ることも可能です

こんな時期だからこそ
人材を育てることを考えてみませんか?
人事制度もこんな時に考えるとうまくいきます

多くの人事制度は、業績のいいときに考えられがちです
景気がいいと実力以上のものが味方になってくれるケースもありますので、この時期の評価は少し割り引いて考えることも必要です

今のような景気が悪い時こそ、優秀な人が育ちそして残っていく人事制度を考えてみませんか




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