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「若い人が多い企業」と「若く見える人が多い」企業 [裏づけのない経営学]

最近のオフイスに飛び込むと今更ながらに様変わりした光景にふっと気づくことがあります。
いろいろあるのでしょうが。。。。。
何と言っても、女性のステータスが向上したことと、若い人の多い企業が増えたことです。

さてさて、話がそれました。
不思議なことですが、元気で順調な企業というのは、働いている人が「若く」見えるのです。
きびきび、てきぱきとした動きです。
年齢なんか関係ありません

ある時、そういう雰囲気の会社に行った時、社長に「お宅の社員さんの平均年齢はいくつですか?」と聞いて笑われてしまったことがあります。
実際には、想定よりもかなり上の年齢でした。

逆に、年齢的にすごく若い会社もあります。
確かに勢いもあり、登り竜のような気配です。
しかし、そういう企業に出会うとき、いつも思うのは「何か不安だ」「まさかポキッと折れはしないか・・・・」
などということです。

年寄りの要らぬ心配なのかも知りません。
飲み会なども豪快で、体育会系のノリです。
どうして不安なのかというと、「いつも晴天ばかりではなく」「いつも月夜の晩ばかりではない」
ということです。

やはり企業経営にも、自然の生業に従うべきことが必要なときがあります。

たとえば、若い人ばかりの企業というのはなぜ、若い人ばかりなのでしょうか
①企業としての歴史が浅い
②古い人は追い出されるような企業風土である(辞めざるを得ない)
ということなのでしょうか。。。。

もし、
歴史が浅いのなら、企業としての経験が少ないといえます。
何かあった時、緩衝材の役目をしてくれる人材や知恵袋が必要かもしれません。

古い人が居着かない企業だとしたら、今の中心的な若い人材も、年齢を重ねるとともに追い出されたり、居辛くなったりするということでしょうか。。。。。。
一定の年齢になれば、居場所がないような企業に人材が定着するはずがありません。

「亀の甲よりも、年の功」などという言葉もあります。
バランスのある人材構成こそ、成功を継続する企業の秘訣です。

年齢だけではありません、文科系・理科系、管理畑・現場畑、事務畑・営業畑、あるいは考え方において情緒的・論理的等々の、人材を作っていく必要があります。
そこには、そういう学歴とか経歴であるという必要はありません。
経験と経営トップの勘でもいいのです。

人材は流動的な昨今ですから、「人材はいくらでもいる」と豪語される経営トップにお会いしたことがあります。
しかし、その企業は、人材の入れ替わりが激しく、業績も安定していません。
100年に一度の経済危機、リーマンショックとか石油をはじめとした資材価格の高騰、政治状況の混迷、中国等々の台頭など理由はいくらでもあります。
しかし、「雨の日のゴルフ」よろしく、その企業の上にだけ集中的に雨が降ったわけでもありません

その社長から、「弊社の感想はいかがか?」と質問されたことがあります。
少し間を置いて、小生は答えました。
「社長がすべての会社ですね」と。。。。。。

そう答えると、その社長は、こう切り返されました。
実はそういったのは、今までで二人だけだ!」と。。。。。


二人だけというのは、小生とその社長ご自身でした

なんでも、彼が若いころ師事したある人材を彼はそう評したとのことでした。


[本]
雨の日のゴルフの理論(日頃の努力の話)
http://beniha.blog.so-net.ne.jp/2008-10-15

§3 『せっかち』であること
http://beniha.blog.so-net.ne.jp/2008-09-01

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