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地方分権と公共工事と「あぶり出し」と「佐用町」 [へっぽこ評論家。。。。「なぜ?」]

小生は、このブログの中で、昨年来、「あぶり出し元年」と書いてきました
今、政権が変わり、「こんなことだったのか。。。。!!!」と驚くようなことが、いっぱいあぶり出されています

「こんな風に政治が行われていたのか!」と思うと、「今の民主党には、今回のマニフェストの具体的な項目ができなくても許してあげようよ!」と思うのは小生だけでしょうか

「八ッ場ダム」「日本航空」「天下り」「日本郵政」等々、結論をどうのこうのという前に「こんなことだったのか!」と明るみに出てくるので痛快ですね

さて、話は少し変わりますが、今年の8月10日の台風9号による大きな被害を受けた兵庫県佐用町に行ってみました

通り過ぎただけですので詳細を検分するほどの時間はありませんでしたが、車窓から見た景色の感想と町の人の声を紹介しましょう

1.車窓から見た風景
①防災工事が行われているところは土砂が崩れていない
・・・・・以前から崩落防止の金網などが張ってある個所は土砂崩れは起きていない
②高速道路や鉄道工事で切り開かれたところは無防備
・・・・・気のせいか、鉄道や道路工事で切り開かれているところが目につきました
③田んぼの稲は倒れていない
・・・・・見た限りですが、水田の稲穂は元気でした
④山が崩れている
・・・・・間伐をやっていない山林の山肌があらわになっていました

2.町の人の声(ただし、未確認情報)
①5年前に台風が来たのに、その時の事後処理が十分になされていない
②被災者のでた「町営住宅」は、平屋建てで、すでに床上まで浸水しており、逃げざるを得なかった

皆さんは、兵庫県佐用町がどこにあるかご存知ですか?
・・・・・岡山県と鳥取県の県境近くの山間部に位置し、県庁所在地の神戸からも遠く、(失礼ながら)兵庫県の人から見れば、「お金をつぎ込んでも兵庫県のために及ぼす効果は薄いかもしれない」地域かもしれません
道路も鉄道も、岡山県と鳥取県の人たちを京阪神地区へ運ぶ手段としての位置づけが強いような気がします
・・・・・・町を通り過ぎる時、山すそに、鹿の親子が道路端にいたのには驚かされました

もし、地方分権が進んだなら、この地域は、もっともっと置いてきぼりを食うかもしれません
なぜなら、隣接する
・鳥取県・・・・人口がますます減少しています 少ない人口の県の出口を整備する意義は兵庫県の方におありですか?
・岡山県・・・・山陽地区が主力です 岡山県の人は、この辺境部に資金を投入する魅力はありますか?

地方分権が進むということは、お金の配り方とセットです
幸い日本は、言葉も国民性もまとまっています(単一です)
大局観ある経営ぶりが求められますね

マスコミは1~2か月も前のことはニュースとして採り上げてくれません
政治でも企業経営でも、虫眼鏡でばかり見ないで、大局観が必要です
一度高い山の上に登り、全体を見回して、そのうえで、ゆっくりと虫眼鏡で覗きこんでください
病巣が酷いようだと顕微鏡で見てください
①手術が必要なのか
②薬で時間をかけて治すのか
③気の持ちようで治るのか
わかってくるのではないでしょうか

八ッ場ダムの話などもその典型です
こんな話が動いていたとは知りませんでした
2か月前の話も忘れてしまうのですから、計画されて50年も経つ話がわかりにくいのは当然です

企業経営でも当然求められるのですが
そのビジネス(施策)の
①メリットとデメリットを明確にすること
②意思決定のプロセスを明確かつ公平にすること
③私心を捨てること
が必要とあらためて声高に言いたくなってしまいました




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