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「公務員の給与を引き上げよう!」という「大機小機」氏の戸惑い [少し政治的な話を。。。。]

小生は日経新聞の愛読者です

その中でも、朝刊:マーケット面のコラム「大機小機」については、有識者のご意見として楽しみにしています
ところが、ここ最近は、言いっぱなしの状況が続き

①日経新聞社の論調のサポートに徹するもの
②具体性のないつぶやき
③現実の経済実態等々への空論的な論調をしていることへの戸惑い

が見え隠れして、やや読むこと自体に辟易してしまっています

さて、先日、22年9月28日(火)の「デフレ脱却は『隗より始めよ』」が面白い
氏の論調は
①成長率が回復する見通しが立たない限り、デフレからの自律的脱却は難しい
②「何でもあり」の金融緩和策を講じれば、一時的に物価は上昇するかも知れないが、持続的な成長経済に復帰できるよりもむしろ投機を喚起してバブルを再燃させる恐れがある
と極めて冷静な主張です

そして、氏の考える対策は
①労働者の賃上げを図ることが先
②日銀に一層の金融緩和を求めるよりも、賃上げの環境を整備すべき
③ケインズが説いたように「長期不況対策としての公務員の引き上げ」
・・・・公務員優遇では民間の賃上げの誘発し、需要を回復する呼び水として必要
④景気対策には公共事業だけでなく公務員の給与引き上げを盛り込んではどうか
⑤生活第一を掲げるなら「隗より始めよ」では
というものです

皆さんは、どうお感じになられましたか?

やや各論めいた反論になるかもしれませんが、
①公務員制度改革が叫ばれている
②郵政不祥事等々で再び浮き上がってきていますが、「公務員の働きぶり」に疑問符がついている状況
を考えたら、庶民感情的にはとても受け入れられるものでもないでしょう

昨日(22年10月1日)の「大機小機」では、「国民財産を活かす資源戦略を」というテーマのもとで
①今後の世界経済において一次資源は希少価値を増す
②現在の日本円は実力よりもはるかに高く評価されている
円が割高なうちに市場で売って、割安な外貨を追加調達することも想定する
・・・ただし方法論は甘いようですが。。。。

と、漸く、「たいへんだぁ!たいへんだぁ!」とおろおろなさっていたトーンが、「チャンスを見出してチャレンジしていこう」というニュアンスの論調に少しだけなってきたような気がします

またまた週末のニュースの時間が始まりました

日本のマスコミやインテリや政治家といわれる皆さんに、違和感がありませんか?

①どうしてこんなに自虐的なんだろうか?
②日本に対する内なる批判ばかりしていていいのでしょうか?
③犯人捜しばかりするのではなく、「あなたならどう解決するのですか?」と問うてみたいです
④「アメリカは・・・・」「中国は・・・・・」と他国の見方をコメントすることを自分の意見にしていませんか?

このような状況は
①まるで自分の病気自慢をしているようです
②普段の不摂生を嘆いてばかりです
③ころころと変わる処方箋を批判するだけのようです

こんな懺悔ばかり繰り返していていいのでしょうか?
長い間いい加減な政治を許してきた日本国民が、1年前に政権交代を決めたのです
もっと前向きな議論をしたいものです

先日、テレビのコメンテーターのお話を聞いていたら
①日本の法人税は高くない(支払い税金は少ない)
②海外の投資家への日本のプレゼンスが下手なため、「海外投資家が日本は法人税が高いので投資しにくい」と言っていることを利用しているだけ
③日本の食糧需給率は本当は高い 予算を取るために、国際的には使われていないカロリーベースの食料自給率を持ち出して、意図的に食料自給率を低いと言っている

等々のお話をされていました

評論家ばかりの国が生き延びていくはずもありません
「船頭多くして、舟、山に登る」のごとしです

アメリカや中国やあるいは海外の多くの国から、
①日本はどうしてバタバタしているの?
②この狼狽に付け込んでやろう!
と思われても仕方がないかも知れません

日本は国際的には評価が高いのです・・・・だって円高ですから
日本の現実や実態をよく理解して
①強みを伸ばす
②汗をかく
③知恵を出す
ことから進めればいいのではないでしょうか

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