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「香典」を受け取るのをやめましょう [ライフスタイル]

人の慶弔事に云々というのは失礼かもしれませんが、敢えて申し上げておきましょう。


「年金生活者には、慶弔事のお祝いやお供えは負担が大きい」
これは、年金生活に入った我が叔父の言葉です。
身内の言葉で恐縮かつ失礼ですが、来るべき年金生活への不安を抱える身としては、共感を覚えてしまいます。


両親を見送る時、喪主をしました。
その時の経験から「香典」について申し上げましょう。

1.喪主になることは少ないし、多くが突然で、練習や準備をできるものではないこと。

家族を失った悲しみの中で、そこまで気を回す余裕がないのは実情です。
父の時は、慣例に従い香典をいただきました。

多数の方から、お香典をいただき感謝の念に堪えないのですが、
①49日を終えた後の「香典返し」は疲れてしまいました。
②香典をいただいた皆様の不祝儀の際には、お返しも十分していません。
③「香典返し」をいただかれない地域もあり、その地域は「社会福祉協議会」に些少の寄付をしました。

正直言うと、香典をいただいていなければ。。。。。と思った次第です。


母の時は、親戚筋を除き、すべてのお香典・供花・弔電を辞退しました。
当時非難めいた言葉も聞こえましたが、やはり気が楽でした。

「うちは貰っているのに。。。」という言葉もありました。


2.そもそも「香典」の意義は。。。。。

①「お供え」の金品。

②お葬式費用の支援・・・いわば「講」みたいなもの。

と考えることができます。

費用がたくさんかかるのかどうかはよくわかりませんが、
母の葬式の時、葬儀屋さんが話していたのですが、無縁仏の埋葬を役所が行うときの予算は10万円とか。。。。

こだわらなければ、費用はあまりかからないようです。

また、「お供え」という意味では、何もお金であることもないでしょう。
弔問に「気持ち」を添えれば十分です。
お線香をあげるだけでいいのではないでしょうか。


3.不祝儀ごとは「そっとしておく」という気持ちも大切です。

お葬式だというとご活躍なさる方もいらっしゃいますが、「そっとしておいてください」という気持ちも本音です。

お葬式事は「季節の変わり目」「気候の変化」が起きた時に多いものです。
身内の老人への配慮も必要ですし、何よりも遺族は心身ともに衰弱しているものです。
「そっとしておいてください」と言いたくなってしまいます。

気丈に振舞っていらっしゃったご遺族のみなさんも、49日、一周忌という節目には、どっと疲れも出てきます。


4.社会構造が変わろうとしている今こそ、「老後の支出」を見直さなければいけない。。。

少子化と長寿化がセットになって、日本社会は高齢化が進んでいます。
そのため、「年金支給時期」や「年金支給額」が見直されようとしています。

「社会保障」に頼るだけでなく、こんな時代の「老後の支出」にも手を入れる時期が来たのではないでしょうか。。。。



皆様には、余計なお世話かもしれません。
お葬式ビジネスはGNPのいくらかに貢献していると思います。

ただ、そろそろ国民の側でも、「生活費」の見直しをする時期かもしれません。

今夜はクリスマス・イブ、そしてもう少しでお正月です。
今年は「絆」がキーワードだそうです・
家族が集まった時、こんな住まい方の問題もお話されてはいかがでしょうか。。。。。









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