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民主党の政治のやり方は、企業経営の教科書のよう。。。。。(たとえば、八ツ場ダム問題等々。。。) [企業経営の風景・裏付けのない経営学]

皆さんも何となくおわかりだと思いますが、財務内容がいい企業というのは、地道に経営をなさっていれば、どなたが経営者になっても大崩れはしないものです。

ところが、野心家の経営者が、脈絡もなく事業計画を打ち上げた時には要注意です。
加えて、朝令暮改のようにストリーがコロコロと変わったり、かつて言ったことなどもう忘れた(覚えてない)かのごとく行動されると、部下は戸惑い、対外的にも「何やっているんだろう。。。?」などと疑問視されるようになります。


民主党政権がまさにそうです。
彼らが
①歴史的に何を言ってきたか?
②何を根拠にそれを言っているのか?
政治が動くたびにチェックしてみてください。

昔、むかしと違い、今の時代は、「一億総評論家」であります。
つまり、むかしのように、ボス(親分)の発言に絶対服従の時代ではないのです。

今や、高学歴社会です。
多くのみなさんは、真理を求める勉強はしていなくても、議論することは慣れています。

今回の八ツ場ダム問題を例に挙げてみましょう。
①民主党のマニフェストでは、工事中止。
②3日前は、工事継続。
③2日前は、工事中止。
③1日前は、工事再開。

この変節振りの理屈がよくわかりません。
この意向を決める権限が誰にあるのかもよくわかりません。

昨日(2011年12月22日)の国土交通大臣の言動もよくわかりません。
彼の口からは、「苦渋の決断」だと。。。。。


そんな大げさなものなのでしょうか?
いったいどんな迷いの中でお決めになったのでしょうか?

その割には、その日の夜には現地に行ってお話されています。
妙に行動が迅速です。
この人の一言で決めていい問題だったのでしょうか?

「予算(案)に乗せる」ということは、国会の議決もいるはずです。

企業経営なら、社長の決裁も取らずに、専務が独断で決めて、財務・経営企画畑から横やりが入っている状況にも似ています。

さらには、消費者や株主の受け止め方もよくわかりません。
前宣伝が大きかった割には、地域限定商品のようでもあります。
もっと言えば、製品(商品)説明もないままであり、息の長い商品になるのかもよくわかりません。


企業経営者には、「決めること=決断力」が求められます。
優柔不断な経営者は、企業経営では害悪にもなります。

ただし、やみくもに決めるのはもっと最悪です。
「苦渋の決断」などというような決め方には、
・何を迷ったのか
・どう迷ったのか
という説明も必要です。

今は昔と違い、エビデンス(証拠)やルールが必要です。
これらは、意思決定のプロセスや根拠を証明してくれるので、あとで後悔しなくて済みますし、決定に従う人たちも納得できます。


ただ、だらだらとしていると、世の中の空気は、
「どっちでもいいから早く決めてくれ!」という理屈抜きの議論になってしまいます。
こんな決め方がいいはずがありません。必ず後で後悔するものです。

あなたの企業では、似たようなことはありませんか?

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