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NHKのドラマ「マッサン」を子どもたちに見てもらいたい [無駄の効用かやっぱり無駄か]

NHKの連続テレビ小説「マッサン」のことをご存知の方は多いと思います。

ニッカウヰスキーの創業者:竹鶴政孝・リタ夫婦の立志伝ですが、

起業・企業経営、地域おこし、夫婦愛・家族愛、恋愛、昭和史、人種問題、貧富の差、戦争、友達づきあい 等々学校で教わっていることや教わってないことがてんこ盛りです。

たとえば

1.家督継承

主人公:マッサンの実家は「酒蔵」です。

お父さんは婿養子で、お母さんに頭が上がりません。

しかも、長男のマッサンは後を継がないのです。

そんな長男が、外国人の嫁を連れてきたのですが、やはり嫁姑問題が起き、どうにか解決していく等々


2.イギリスへ留学

マッサンは、日本でウイスキーをつくるために、本場:スコットランドに留学するのです。
この時代、言葉もわからない異国の地で、本物を習ってくるという闘志には頭が下がります。

また、マッサンを送り出した篤志家もいたのです。


3.めげない商品開発

マーケットもなく、商品的にも未熟なものを、何とか普通のマーケットに作っていくのです。
そして、飽くことない「ものづくり」がこのドラマにはあります。

「品質」を追求していく姿がそこにはあります。


4.企業経営

●サントリーの前身モデルである「鴨居商店」の進取の気取りやアイディアは今の企業経営にも応用ができます。
●「従業員を食わしていく」という哲学も叩き込まれます。


5.企業立地

●サントリーの山崎工場ができた事情
●ニッカの余市工場ができた事情

こういう謎解きも入っています。

工場が地域おこしの役割も担っています。
特に、かつて謳歌したニシン漁の不振から、余市の村がウイスキーづくりを核に変わっていくのです。


6.夫婦愛・家族愛が随所に

●マッサンとエリーの国際結婚の様子
●鴨居商店父子のわだかまりの解消
●資産家:野々村家の後妻と子どもたちの溶け込み
●ワンマン父さんの北海道:森野家の親子関係の回復
●エリーさんが子どもができない身体だとわかり養女をもらい、その養女も学校でいじめられること。


7.恋愛

亀山家の使用人:俊夫と森野家の長女:ハナの恋愛・・・・
・・・・毎日「喧嘩していた二人」なのに。。。。。

亀山家の娘:エマと森野家の長男:一馬の恋愛

ここには、婚活などありません。


8.絵で見る昭和史

日本の産業発展、国民の暮らし、太平洋戦争に突入した時の受け止め方、海軍士官の考え方等教科書には書いていないことがわかったりします。


9.人種問題

●亀山夫妻の養女エマは、「白人の子なのになぜ黒髪なのか?」などといういじめもあったりします。
●イギリス軍に夫を殺された戦争寡婦の気持ちのわだかまりも。。。。。
●もっと言えば、それなりにイギリス人エリーは受け入れられていきます。


10.貧富の差

このドラマに見え隠れすることの一つに、「貧富の差」「格差」というのがあります。
貧富の差は教育格差も生んでいます。

公平かどうか?どう解決していくのか?というのもこのドラマのおもしろさです。


11.友達づきあい

このドラマの全編を通して言えるのは、良き友、良きご近所づきあいが随所にみられることです。



確かに、ドラマですから、調子のいいことや不運なことも何かと好転していきますが、今の日本人が忘れかけたまさしく「ドラマ」があるような気がします。


ぜひとも、お子さまたちに見てもらいたいドラマであります。


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