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「相談」は(意外と)できないものです [一人合点の「いい加減な話」]

川崎の中一殺害事件を見聞きして思うのは「むごい」の一言です。

事情の有無は別にして「ひどい」と思うのは私だけではないと思います。


この事件を報道するニュース番組の中で、「相談」という言葉を何度か見かけました。


〇友達に相談した

〇「相談できるような窓口」をつくっている

・・・・「匿名で相談できる支援団体」なども取り上げられていました。(頭が下がります)


というような。。。。

ところで、

●相談を受けたお友達は、なぜ先生に相談しなかったのでしょうか?

●「好ましくないグループの仲間になっている」のを見かけた、聞いたという人たちは、なぜ「警察」に相談されなかったのでしょうか?


私は職場生活を通じてよく叱られました。
今の世の中では「パワハラ」と言われるようなケースだったかもしれません。

後輩の不出来に対しては「先輩であるお前の指導が悪い」と言われ、
先輩の失念については「お前らが仕事を共有しながらやらないからだ」とまた叱られ、
ということもありました。

でも、この叱咤は、私を逞しくしてくれました。

少々叱られても、合理的に反論する癖がついてしまいました。

そうなると「屁理屈だ」とまた叱られながらも、飲み会での格好の話題変わっていきました。


などというとかっこよく聞こえてしまうかもしれませんが、

ばかやろー」「何やってんだ」「ちょっとこい!」「あれはどうなっている

等々と気軽に響き渡る風土もかえって風通しがよくなったりするものです。


このブログでも「ほうれんそう(報告、連絡、相談)」にこだわると、風通しが悪くなる

というお話を何度もさせていただきました。


今の世の中は「上から目線」とか「言葉のパワハラ」を嫌う風潮がますます強くなっていますが、こういう悲惨な事件が起こるたびに、「ちょっと来い」「何やってるんだ」「おかしくないか」と気軽に問いかけるおせっかいの美学もあってはいいのではないかと考えてしまいます。

相談」というわかりやすい言葉も、意外と難しい言葉なのです。


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