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「働き方改革」の「たてつけ」は何だろう? [どう受け止めたらいいのか]

確か今日(17.5.26(金))は「プレミアムフライデー」のはず。

どのくらい世の中になじんできているのか、浸透してきているのかはよくわかりませんが、その目的が「働き方改革」にあるのだとしたらどうも「たてつけ」が悪いような気がします。

今また「キッズウィーク」なる話が出てきて、これも目的には「働き方改革」というのがその根底にあるようです。


ところが、「働き方改革」という前に、「消費促進」だとか「子どもや家族との寄り添い」のような別の(比較的国民に訴えやすいような)目的が見え隠れするためにテーマが漫然として来てしまい「言葉だけ」が前に進んでしまうようなことになっているような気がします。


本丸から攻めるのはむつかしいので、周辺(外堀)から埋めていくかのような政策です。


「築地の豊洲移転」の話や「東京オリンピック」の話の課題の議論をするとき、マスコミによく登場なさるコメンテーター(政治評論家)のある方は、

今、たてつけの話をしても、できているもの(動き出していること)がある以上無駄

という趣旨の発言をなさっていました。

確かに時計の針を戻せないあるいはゴールの決まっている話の場合は、無駄な議論、話題を拡散させるだけの議論になってしまう心配はあります。


私はこのコメンテーターの方の分析ぶりは好きなことが多いのですが、こと「キッズウィーク」については、まさしく「たてつけが悪い」的なことをおっしゃっています。

事前・事後の差ですよ」という議論があるのかもしれませんが、その論法によると「やったもの勝ち」状態になってしまいます


この「たてつけ」という言葉が、「構造」とか「骨格」とか「組み立て方」というような意味合いだとしたら、「基本はなんだ」「原理・原則はなんだ」「長期的な視点に立てばどうだ」という議論や点検を絶えずしておかないと、結局は「好きか嫌いか」のような感情的な問題になってしまうのでしょう

「できたもの」「やったこと」への対応は、「善後策はどうするのか?」「今優先するのはなんだ?」ということに照らしながら前に進めることが必要だと思いませんか。





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