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「がんの人が働く」ということ [癌(がん)とつきあう法]

皆さんの周りには「がん」の人はいらっしゃいますか?

去る5月15日に行われた「自民党厚生労働部会」で受動喫煙法案についての審議があった際の不規則発言の話題の中心にあるのは「がんの人が働く」ということではないでしょうか?

ひょっとしたら、この不規則発言問題が「がん患者の働き方」を極端化してしまう懸念があります。

「ガン」という言葉は、日本人の多くの人には、とても身近な話題でありながらその受け止め方にはかなりの差があるのではないかと思います。

例えば、
①SNSの普及で極端な事例が紹介されている。
「がん」と言いつつお元気に働いている人もいる。
③見るからに衰弱が著しく早世なさった方がいる。
④ご高齢の方の死因がガンだった。
※寿命が短い国では「がん死」は少ないとか。
「がん保険」のセールスを受けた。
⑥職場に「がん」を患った人がいる。
等々、ずいぶん身近になるとともに周囲の事例の中で印象の強いものが皆さんの頭の中に残っているはずです

実は私も「がんを患い」今は「がんと付き合っている」状況なので、私が思う「がん患者が働く」ということを皆さんに伝えておきましょう。


「がん患者」の中にも、
1.最初から「がんの症状」で体調が悪い
2.検査で「がんが見つかり」、「手術」とか「抗がん剤治療」などで体力が弱っている
3.「がんと上手に付き合って」いて、言わなければわからない
4.抗がん剤の影響で「髪の毛が薄く」なった人
等々があり、丁寧に状況を聞かない限り「健常者との距離感」がわからないのが実態だと思います。

ですから、
A普通に働きたいというお気持ちの方
※過度な気づかいは不要という方
B働き方の強弱、通勤の強弱に配慮していただきたいというお気持ちの方
C経済的な事情から「無理してでも働かざるを得ない」方
に大別されるはずです。


ただ、これだけは言えます。

ガンの治療をすると体力が弱る

ということです。


「体力が弱る」と、
●「ニオイ」や「煙」に過敏に反応してしまうことがある。
●「化学調味料」などに過敏に反応することがある。
●「雑菌」に弱くなる。
●何気ない「飲食」が負担になることがある。
というような体調変化もあったり無理が効かなかったりします。

「喫煙」「受動喫煙」「飲酒」などは特に身体の負担になるようです。
私の場合は、「愛煙家の体臭」もかなり応えます。

「いける口だから」「たまには」「協調性のため」ということで「一杯ぐらいはいいだろう」とお酒を勧めるのも避けた方がいいに決まっています。

これほどまでに「ガンと付き合う人が多い」ことを考えると、「素人判断に頼む」のではなく、各職場では「ガンと付き合っている人の状況を定期的に産業医や顧問のお医者様と相談する仕組み」を考えていただきたいと思う次第です。

「働き手が減る」状況下、「職場生活」を疎かにした企業は破綻の道を選ぶことにもなりかねないのです

にあっては、ちょうど「要介護」の等級のような指標を準備することもご検討いただきたいものです。

先日の自民党の会議の議論が極端に振れないよう祈るばかりです


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