「公務員」様は大企業 [みんなうすうす気づいている]
「大企業」というとどういうイメージがありますか?
例えば、
●資本金、売上高、従業員数などの規模が大きい
●給料(報酬)がよい
●福利厚生が充実している
●休暇などの労働条件がよい
●知名度が高い
などと私なら思い浮かべてしまいます。
では、みなさんのお住まいの地域では従業員の多い「大規模事業所」はどんなところがありますか?
思い浮かべてみてください。
ズバリ!「公務員」様がお働きになっている「お役所」が5本の指に入るのではないでしょうか?
「消滅〇〇」と言われている地域の「大規模事業所」と言えば「町役場」とか「村役場」だったりします。
いわゆる大企業の本社がたくさんある東京都千代田区でも霞が関のお役所群に勝てる事業所は少ないはずです。
先日久しぶりに区役所に行きました。
ある手続きをするために書類をもらいに行ったのです。
窓口で用件を言うと、「それはここではなく別の場所に行ってくれ」とのご託宣です。
思わず「えっ!」状態です。
「きっとここにあるはずだと思い込んでいた」からです。
指示された場所は電車を乗り継いでいかなければいけないところです。
さらに「期限があり、遅いかも」とも。
「そんなはずはない」というのが私の直感でした。
窓口でこんなやり取りをしていたら、ベテランらしい男の方と女の方がやってきました。
男の方のご説明で「この窓口が担当ではない」ことはわかりましたが、彼が「私どものホームページにも書いてある」とおっしゃるのです。
私としたことが。。。。ですが、「それならそのホームページの該当箇所を印刷して見せていただけませんか?」とお願いしたら、部下の方に印刷されるように指図なさいました。
そこまではよかったのですが、しばらく待っていても印刷物が届きません。
彼も気になり「あれはどうなったの?」と部下らしき方に聞くと、ホームページを開いたままで彼女は別の仕事をなさっています。
彼はやさしいそうな方だったので大きな声を上げることはなさいませんでしたが、「まさか」状態です。
私は「今のお仕事を片付けずに次の仕事をなさっていては苦情が増えてしまいますよ。朝礼や夕礼で徹底されたほうがいいですよ」と申し上げると、彼の方も「夕方の会で徹底したい」と。
※もっともこの程度の作業ならご自身でなされば早いはずなのに「人に頼んだから手間がかかっている」とも言えます。
彼曰く、「ホームページからならPDFの書類がダウンロードできる」とのこと。
「それを早く言いなさいよ」と言いたくなってしまいます。
※帰宅してから見たホームページにはどなたの説明よりもわかりやすく書いてありました。
さらに不思議なのは「うちではない」というお仕事の「私の必要としていた用紙」がカウンターの書架に並んでいたことです。
「そういう要望が多いので私どもも担当セクションに申し入れて今年から置くように改善しました」とのご説明です。
いったいなんだったのでしょう?
最初からその用紙の説明をなさればよかっただけのことです。
自分のところがご担当でないのなら、これに関するホームページの該当部分を印刷して「そこをご後で見ろ」と指示していただければいいはずです。
偶々なのか空いている時間帯でしたから私もじっくり構えました。
思ったのは、これだけネットも発達しまた理解力の高い人も増えたことですから「相手を見て話しをすること」ではないかということです。
※例えば「ネットはお使いになられますか?」の一言が最初にあればずいぶん違ったと思います。
こんな仕事の段取りややり方では
●手間ばかりかかる
●誤解を生み無用な苦情も生じる
ということです。
最後に応対なさった男の方は物分かりのいい方だったようですが組織内での「押し」の強さは物足りないのかもしれません。
こういう方に「長」という肩書をお付けになったらもう少し仕事もはかどるかもしれません。
東京都内の区役所ですから「人が多い」ことを否定するつもりはありませんが、
●段取りの悪さ
●一人に3人で応対する
●知識不足
にはうんざりです。
世情、
①「人手不足」とよく言われますが、「仕事のやり方の工夫」に手を付けていらっしゃらない
②「働き方改革」とよく言われますが、「仕事のやり方改革」の方が先
と思ってしまいました。
私の仕事経験を通じて公務員様のお仕事ぶりを各所で垣間見てきましたが、「民間では2人でできることを3人でする」「3人でできることを4人でする」という印象が強くあります。
※「お一人で十分でしょうが休暇や出張や退職のことを考えたら複数でご担当もやむを得ない」でしょう。
国民や住民の権利を守り義務を促すのが公務員様の仕事であることは承知していますが、もう少し「仕事のやり方を工夫」したり「職務点検」をしないと「人手不足時代」に対応できないのではないでしょうか!
昨日(2019年2月13日)のニュースサイトに自民党参議院議員の「渡辺美樹氏が次回参院選不出馬、政権批判」との記事が出ていました。
渡辺議員の人となりまではよく存じ上げませんが、
「経営は少ないお金でたくさんのことをやった人が評価される。永田町では予算をたくさん使っている方がよく、経営とはかなり感覚が違う」
というお言葉には大賛成です。
(出典)https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190213-00000524-san-pol
コメント 0