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お見事!「尾崎高知県知事」の政治スタイル [少し政治的な話を。。。。]

新聞の片隅にはそれなりに面白い記事が載っているものです。

先日の新聞紙面で気になったのは、

尾崎・高知知事が4選不出馬 次期衆院選に立候補意欲

(日本経済新聞 2019/8/22)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48826430R20C19A8LA0000/
というもの。

私は高知で2年間働きましたので、こういう記事を見つけると
●登場人物の顔
●舞台となった場所
が今でも思い浮かびます。

私自身も、今なお
●年に一度は高知に行く
●高知には友人知人が少なからずいる
ということで、とても興味を持ってニュースを拾うようにしています。


高知の友人によれば、
●今の尾崎知事はすごくいい(よくやっている)
●尾崎知事のおかげで高知は大きく変わろうとしている
●「尾崎知事が流出してしまわないか」と心配
等々の話をよく聞きます。

私自身も「あのクレバーな話しぶり」を聞くたびに、「彼はそのうち中央政界で活躍するだろう」と思ってしまうような人材です。


新聞によれば、
●3期目の任期満了に伴い11月7日告示、同24日投開票の知事選に出馬しないと表明した。同時に次期衆議院議員選挙で高知2区から立候補を目指す
●3期12年、地場産業の競争力を強化し地域経済が活性化するなど県勢浮揚に手応えを得たことや、多選批判を踏まえて4選不出馬
県民所得が増加1人当たりの県内総生産も伸びるなど各種経済指標が上昇傾向に転じている
等々と評価記事が載っています。


県庁幹部職員の感想としては、
●公共事業に頼らず自助努力で経済を活性化しようとした手腕は評価できる。続投してほしかった。
●体育会系の人。トップダウンでハードルの高いタスクをいつも要求され、正直きつかった。

おそらく高知の酒場では「きつかった」という話は、「高い給料をもらっている公務員ならそれぐらい当たり前」くらいの話が酒の肴になっているはずです。


今回の尾崎知事の転身は、
●年齢51歳と国政に進出しても大臣が目指せる年齢である
●3期12年もトップに立つと部下である県庁職員がいわゆる「ヒラメ族」になってしまい人材の成長が止まってしまう
ということにまで配慮したものではないかと思料されます。

※尾崎知事は高知県出身で財務省主計官から高知県知事になった方です。
彼が今後どのように飛躍していかれるのかとても楽しみです。


おもしろいことはたくさんありますが、
●立候補予定の「高知2区」は、金融相、農林水産相を歴任された山本有二議員(石破派)の地元です。
弁護士出身の山本有二議員は、会合等々での発言に難があり、前回の衆議院選挙でも野党候補に敗北、比例復活となった方です。
「石破派」というのも興味深いものがあります。
自民党内でどういう調整がなされるのでしょう。

●公認の知事候補を準備しての転身です。
高知には「人材がいる」というのか、総務官僚で元大阪府副知事だった浜田省司氏が後任候補に予定されています。
(中日新聞 2019/8/23)
https://www.chunichi.co.jp/s/article/2019082301001542.html
(大阪日日新聞 2017/7/22)
http://www.pressnet.co.jp/osaka/kiji/20170722_12.php
11月24日の投票日の3か月前という絶妙のタイミングにも意味があります。

私の友人には高知県出身の総務官僚が他にもまだいます。

高知家.png
※全国のセブンイレブンでこのカードを出すと店員さんがびっくりされます。

1地方自治体のトップの話ですが、「地方創生」あるいは「東京一極集中」云々という時代なのですからとても楽しみになってしまいます。




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