いらない商売 [裏づけのない経営学]
そんなご商売が必要なのだろうか?
ということに出会ったり、見かけたりすることがあります。
先日わが家に飛び込み営業に来た女性のこと。
「アパートを建てませんか?」
と。
テレビCMでも見かける大手の業者の名刺をお持ちのようです。
「どこに建てるの?」
と聞くと、
「この家を建て替えて私どもとアパートを共同経営しませんか?」
という趣旨の話のようです。
「そんなバカな。今住んでいる家は取り壊すほど古くはない。他に空き地や遊休不動産があるわけでもない。新しく土地を買ってまでやるような事業でもないし、金利すら払えないよ。」
と言うと、
「そんなものですか?」
とも。
どうやら「わが家周辺」にローラーしているようです。
どう見ても「世の中に不要なお仕事」のようです。
「ここらあたりは新しい家や建て替えた家も多いし、そういう人たちが家を取り壊してアパート経営をなさるとも思えないよ。空き地や古家をお持ちの方に提案した方がいいのでは?」とアドバイスしておきました。
ある中小企業の中堅幹部と話していた時、彼が言うには「うちを辞めて同業者に転職した若者がいたが、1か月後にその会社に確かめたら、『もうやめた』様子」だったとか。
「人手不足」「人手がいない」「後継者がいない」
と言われて久しい時代になりましたが、本当に「人が足りないのか?」「後継者が必要なのか?」怪しいものです。
・不要なご商売
・仕事が続かない人
というのもあるはずです。
わが家を訪ねてきた女性がどういうお立場の方か存じませんが、たぶん「不要なお仕事」のはずです。
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