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近頃気になる「政治のこと」~ポストコロナ [新型コロナ]

安倍首相のスピーチを聞いていると気になることがあります。

一言でいえば、「軽い」。
良く言えば「楽天的」「大胆」、悪く言えば「慎重さを欠く」「調子がいい」「深く考えていない」と言うようなことでしょうか?

例えば、「オリンピック誘致のスピーチ」を覚えていらっしゃいますか?
例の “The situation is under control .” と言う言葉です。
多くの日本人は「本当なのだろうか?」と思われたはずです。
 
まぁ、東京に住む私たちが日常的に深く考えない程度にはコントロールされていると考える程度でしょう。


「森友」も「加計」も「桜」も「黒川」もおおむねこんな調子で時間は過ぎていきました。
多くの政治家も「重箱の隅をつつくような批判や非難」はなさっても、「こんなことやっていては日本がダメになる」とおっしゃった方は少ないような気がします。


今回の新型コロナウィルスについても、まずまずの形で緊急事態宣言が解除されるところまで来ました。


ただ、多くのことが対処療法的でした。
はじめての経験とはいえ「パンデミック」と言う言葉は日本語になっていたはずです。


1.「医療システム」については場当たり的な部分も多くみられました。

第2波、第3波に立ち向かうことができるでしょうか?

・ウィルス感染者であふれた医療崩壊寸前の状況はどのように受け止めたらいいのでしょう。
・医療体制を自慢する知事はいても応援を出したという知事の話は聞こえてきませんでした。
~ベッドはあったけど医療従事者に余裕はなかったということでしょうか?ノウハウ習得のチャンスだったはずです。
・通常の医療が受けられない人も増えてしまいました。
~その程度の病状の方も多かったのかもしれませんが、重症者や早期治療の必要な方も多かったはずです。
・病院の経営問題も起きてしまいました。
・医療従事者の疲弊と風評被害もありました。


2.「営業自粛企業」は第2波、第3波が来たらどうするのでしょう。

・今回は「補助金」や「無利子融資」で凌ぎました。
・次も同じ対応でいいのでしょうか?同じことができますか?
・今回は多くの企業が「たいへんだぁ!」とおっしゃったので本質がよくわかりませんでしたが、平時なら「自転車操業」と非難されてもおかしくないような経営ぶりです。
特に「家賃が払えない」というのは本当だったのでしょうか?
だとしたらいつでも息詰まるリスクがある経営ぶりだったということが言えるのではないでしょうか?


3.あの現金給付「10万円」は必要だったのでしょうか?

まだ手元に渡っていない人は多数います。
しかし「悲鳴」が聞こえてきません。
生活の資金繰り不安が出るのはこれからでしょうからグッドタイミングで役に立つと言ってもいいのでしょうか?
第2波、第3波が来た時も同じように配るお金はあるのでしょうか?
国債増発ですか?
増税ですか?
既往予算の見直しですか?


4.教育分野の仕組みは今のままで時間との駆け足でいいのでしょうか?

・2020年から「小学校のプログラミング教育」が必修化されるはずでした。
しかし、「オンライン授業」さえできない学校制度の中での優先順位はどうだったのでしょう?

・ただでさえ「先生が忙しい」と言われていた中で、今年はどうするのでしょう?
「オンライン授業化」や「短い時間で1年を終える」など可能でしょうか?


5.「非正規」の皆さんはどうなさるのでしょう?

「雇止め」や「解雇」の行き先が「Uber」と言うのも不思議です。
これではいつまでも非正規から卒業できません
都会にいる必要がありますか?
「正社員化」は希望されないのですか?


6.「インバウンド」政策はどうするのでしょうか?

「緊急事態宣言」が解除されるとほどなくして外国人旅行者を受け入れるような気配がしています。
・今回の「新型コロナウィルス」は外国からやってきたのです。第2波、第3波を心配するのなら外国人の受入れのスピードややり方は考えなくていいものでしょうか?
・市民生活が混乱するほど外国人観光客が押し寄せてきた観光地もあったはずです。また後戻りするのでしょうか?


7.外国人労働者や留学生の扱いをどうしますか?

「マスクをしていない人」「路上で喫煙している人」「電車の中で電話をしている人」などを見ていると「日本語をお話にならない人たち」に遭遇します。

・日本で生まれ育っていない
・日本で社会教育を受けていない
人が増えていく不安はありませんか?
「国際交流」にも日本なりのルールとピッチがあるはずです。


8.災害とパンデミックのダブルパンチ対策も必要です。

今回の「外出自粛」(STAY HOME)状態の時に、
・大災害に遭遇してしまったら
~例えば「大地震」
・社会インフラに障害が出たら
~例えば「停電」
どうするのだろう?とご心配された方も多いはずです。
さてだれがどのように対応なさるのでしょう。


9.「経済のあり方を変える」とおっしゃる方がいらっしゃいますが、「経済」にだけ着目していていいのでしょうか?

・「産業構造」は見直さないのですか?
~農業はどうするのですか?「産業」として自立していく必要があります。
非正規を多用する産業構造でいいのでしょうか?
・「行政の在り方」は見直さないのですか?
~「盆と正月が一度に来る」とワークしなくなりがちです。
なぜ平時の備え(準備)をなさっていなかったのでしょう?
「公務員の働き方改革」の本質が砂の上にあるようなものです。


危機に直面するたびにテレビ・ラジオできれいごとをおっしゃる方々の仕事は減ることはありませんが、現場は振り回されてしまいます

現場がワークしない社会や組織は危うさと背中合わせなのです。

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