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「上から目線」の中にこそ真実は多い [みんなうすうす気づいている]


みなさんが何気なく口にされる言葉に「上から目線」とか「人それぞれ」と言うのがあります。

私の考えは、

「上から目線」の中にこそ真実は多い

~緊急の時、「です」「ます」などと話していては逃げ遅れてしまいます。
発言者は真実を話しており、貴賤上下なく従うはずです。
また、「ウソ」の時の切り崩しも簡単です。


「人それぞれ」と言う人との議論は無駄

~結論を「人それぞれ」と言ってしまわれたら、今までの議論は「何だったの?」になってしまいます。



昨日は地方の方からお電話をいただきました。
どうも「起業」ないしは「発明を商品化」したい様子です。


私の方から、
・世の中の必要性は?
・競合・代替商品はないのか?
・マーケットはあるのか?
などと質問をしたら、

「そんな風に『上から目線』で聞かれるのならもういいです」
との本音が返ってきました。

「ところで、この話を本気で回答したり相談に乗ってくれた人はいますか?」
と私が聞くと、「聞いてくれる人はいない」と。


私が、「あなたはやさしい言葉を待っているのかもしれないが、そういう人は当たり障りのない話しかしないですよ。上から目線を否定したり拒絶反応を示していたら『相談に乗ってくれる人はいない』ですよ」と切り返すと、彼も驚いたようです。きっと「思い当たること」があったのでしょう。


「まず、商品の特長や必要性を整理し、あわせて5W3Hで切り口を整理したらうまくいきますよ」などと私が言うと彼もうすうす気がついたようです。

①When (いつ) :時期
②Where (どこで):場所・エリア・マーケット
③Who  (だれが) :登場人物
④What  (なにを) :製品・商品・サービス
⑤Why  (なぜ)  :事情・理由

①How much (いくら)  :予算、採算、資金調達の方法
②How long (いつまで) :期間、寿命
③How to  (どのように) :やり方、ノウハウ

の切り口で絵を描いてみたら話がしやすくなりますよということです。


彼曰く、こんな風に言われたのは初めてだと。
結局彼とは2時間も電話で話してしまいました。


※銀行員をやっていると、この手の話はよくあります。
「その商品がいかにいいか」の言葉に酔っている人が多く、全体像が浮かび上がってきません。
篤志家なら「商品に惚れる」「人物に惚れる」ということもあるのでしょうが、銀行員のようなサラリーマン相手にはそれなりに切り口を整理して話すことが必要です。

「上から目線」に打ち勝つ臨み方も必要なのです。


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