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「若い女性の自殺増」と言う心配 [どう受け止めたらいいのか]

「30代以下の女性の自殺 去年比74%増加 新型コロナの影響も」(NHK 2020年10月2日)
「10代女性の自殺、8月は去年の約4倍 コロナ禍で何が」(朝日新聞 2020年10月3日)

先ごろ発表された自殺統計の数字を伝える報道ぶりです。

「若い女性の自殺者が増えている。30代以下の女性の8月の自殺者数は193人と前年8月に比べ74%も増え、とくに10代では去年の3・6倍にも上る。」(朝日新聞 2020年10月3日)

とも。


コロナ騒ぎが始まってからの傾向なのか?
8月単月だけの特徴なのか?
よくわかりませんが、自殺が増えるのはやはり社会病理の一つでしょう。


かつて若い女性は「消費の主役」「ファッションリーダー」と言われ世の中の花形でした。

コロナの感染蔓延で、
仕事を失い経済的に立ち行かなくなった
外出自粛で孤独感、孤立感が高まった
こと等から厭世観が高まったことによるとでも言いたいのでしょうか?


しかしマスコミの報道は続いていかないようです。


たまたま8月の自殺者が多かったのか?
趨勢的な自殺の動向はどうなのだろうか?
地域性はあるのか?
就業状況はどうだったのか?

等々の実情はあまり伝わってきません。


ファッションや生活スタイルやSNSでは今でも主役の座にあるはずの若い女性に何が起きているのでしょうか?


新型コロナの世界的な感染拡大はいろいろな角度で見ていかなければいけません。

派手に見えた生活スタイルも続かなくなったのか?

手に職のない働き方では仕事がなくなってしまったのか?

コロナ騒動が収束すれば事態は改善するのか?

自由な一人暮らしが増えた反動による孤独感・孤立感が高まったのか?

マスコミの伝えぶりからは何もわかりません。


「これから年末にかけて自殺が増えるのでは」と言う見方をなさるなんでもコメンテーターの方もいらっしゃいます。


一つ一つの交通事故の報道では深刻な伝え方をするマスコミも「自殺問題」については控えめな報道ぶりに見えてしまいます。


GoToトラブルの笑顔を伝える陰ではどんなことが起きているのでしょうか?

気になるのは「マスコミが伝えることが日本社会の実情すべてではなく、マスコミが控えめなところに日本社会の病理がある」のかもしれないということ。


こういうニュースの一つ一つに日本がこれから進んでいくための課題やヒントが隠されているはずです。

例えば「都会で一人暮らしの非正規雇用・フリーターの方の自殺」が多いというのなら、地方に生活の場を求めるという方策もあるはずです。

昔から「ピンチはチャンス」と言います。


女性活躍社会」のはずが。。。。
実態の伴わない言葉の遊びでなければいいのですが。


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