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「産業政策」を考えなければ [みんなうすうす気づいている]

新型コロナや菅内閣の誕生で何となく「新しい発想」が芽生えたような今日この頃です。

ただ、不思議に感じることがあります。


1.「テレワーク」ご隆盛はいいのですが、現場のある仕事はテレワークはできない。

おそらく「テレワークで済むようなお仕事」は、

●そんなに人手がいらない
●そのうちAIにとってかわられる

と言うこと。
他方、農業、林業、水産業、工業などの現場はテレワークと言うわけにはいかないはずです。
今まででもずいぶん機械に置き換わってきました。
「人手がいらない」と言うことなら「賃金の高い日本でもできる」と言うこと。
また、国際競争力を高め所得を増やすのならやはりmade in JAPAN 日本の「モノづくり」のはず


2.デジタル化は「マイナンバー」をどうするかがカギ

「デジタル庁」を作るということで頑張っていらっしゃる菅内閣ですが、

「マイナンバー」をどう使うのか?
についてはあまり議論されようとしません。
「センシティブ情報」を取り込まなければ思った成果は上げられないはずです。

「役所」間連携は「デジタル庁」を作るまでもなくできそうです。
なんだか「やっている」感を出すためなら少し残念です。
一般企業でもデジタル化は費用も掛かりかつ全社的な理解が必要な案件ですが、ここまで大騒ぎはしません。粛々とやるべきことではないでしょうか?


3.携帯電話料金の引き下げは大容量使用者にメリットがあるだけかも

どうやら月に20GBくらい使う人の料金引き下げがポイントのようです。
私のようにWi-Fiを駆使しながら毎月のインターネット接続を1GBに抑えている者にはあまり恩恵はないのかもしれません。

そもそもインターネット接続料金が高いのですよ。
Wi-Fi料金の引き下げの方が私にはありがたいのです。
お子さんがパソコンやタブレットで授業を受けるようになれば、この「インターネット接続料金」の引き下げこそ有効・有益なはずです。


4.「脱ハンコ」も部署部署でできることも多いはず

昨日はお役所にある書類を提出しました。
この書類はかなり前から「押印不要」です。
日本国の総理大臣が声をかけなくても、すでに「押印省略」が行われているものもあるし、また部署部署で考えれば更なる省略ができるものも多いはずです。

「宅配便」の受け取りですら「ハンコ」はいらないのですから。
「テレワークになってもハンコが必要」とおっしゃる方もいらっしゃるようですが、テレワークができるような組織なら「脱ハンコ」も簡単にできるはずです。

ことの軽重がわかれば「ハンコがなくても」「サインだけでも」「自署だけでも」と言う考え方が生まれてくるものです。
学校と父兄の日常的なやり取りに「ハンコがいる」と言うのも不思議な話です。

少し考えれば「ハンコがなくてもいいや」と言うこともたくさんあるはずです。


5.「不妊治療」助成の問題

今ある制度を拡充することと何が違うのでしょう?
少子化、子育ての課題の一つかもしれませんが全体像が見えてきません



菅内閣が発足して1か月が過ぎたそうです。

ふと気がつくとなんだか小さな虫メガネで見るようなところに目が行ってばかりの菅政治のような気がしてきました。

もう少し「国家ビジョン」を見てみたくなりました。

例えば、「産業政策」です。

「ワーケーション」やら「観光」よりも優先順位の高い「ものづくり」のことを政治家もマスコミもお忘れではないでしょうか。。。。

ややもするとサービス業主体の政策が多いような気がします。
人口減少社会、高齢化社会、高学歴社会と言う日本に今必要なのは付加価値の高いあるいは国際競争力のある「ものづくり」のはずです。

「消費が伸びない」と言われても「必要でもないものにお金を使う」つもりは誰にもないはずです。


安倍政権~菅政権と続く政策を見ていると、「日本と言う国を将来に向けて強くする」ことが欠けているような気がしてきました。

日本を虫眼鏡で見ることはとても重要なことですが、その一つ一つが作り上げる姿が見えてきません
新型コロナは新しい国家像を提案してくれそうです。
にもかかわらず一つ一つの政策は小さすぎるような気がしてきました。

危うし日本!

今こそ「産業政策」を考えなければいけない。




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