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なぜマスコミは「菅首相を名指しで批判しないのか」 [新型コロナ]

新型コロナの感染の拡がりの中マスコミの伝え方には不思議なことがあります。
どうして菅首相を名指しで批判しないのか?
ということ。


小池都知事に言動についてはマスコミは絶えず批判的です。
しかしながらマスコミの思惑とは別に日本全国にメッセージを送っているのは小池都知事です。

SNSなどでの小池批判の背後には、「前回の都知事選挙で誰を応援したのか?」という「好き嫌い」と「全国区での論評」があるようです。
多くの道府県の知事選挙と違い東京都の知事選挙は
・有力対立候補がいる
・その対立候補の支持者の塊が大きい
という特徴があります。

批判した人の多くのコメントには、「宇都宮健児さんなら」「山本太郎なら」というお考えが見て取れますが「だからどうなの」はわからずじまいです。
また、候補者を出さなかった自民党及びその支持者の皆さんの怨念のようなコメントもあります。
こういう人たちの中には「豊洲がどうのこうの」と言った具体策さえない批判もあります。

さらにはマスコミの取り上げぶりに影響されやすいということもあります。
ネットでは東京人でもなく東京の実情をご存じないにもかかわらず批判している人もいらっしゃるようです。


当初は持ち上げられていた大阪の吉村知事に対しても批判的なコメントが増えてきましたが小池都知事ほどではないようです。
さすがに、
・「イソジン」話の異常さを問題視しなかった
・コロナ禍の最中での「都構想」投票にっも違和感を唱えなかった
・逆に「吉村知事はよくやっている」と持ち上げる番組もかなりあった
中ではなかなか180度立場を変えるような批判はできないのでしょう。


ところが、菅首相については具体的な批判をする番組は皆無と言ってもいいくらいです。
昨年の7月、「東京の問題」と嘲笑うように突き放した菅官房長官
「GoTo前倒しをやったのは私だ」と自慢した菅官房長官
昨12月末、初めてコロナへの危機感を持ったという菅首相
そして、「後手」「小池都知事の動きを意識した対策実行」「国民ではなく支持率を見てばかりの政権運営」が続くにもかかわらず菅首相を名指しで批判する番組は皆無に近いものがあります。


・日本ではワクチンが作れない
・明確な治療薬はない
・ベッドの数ほどには医療従事者は増えない
・網羅的なPCR検査をやろうとしない
・コロナ対策へのメッセージがわかりにくい
という実情に対しても、「政府」という言葉を使うことはあっても「菅首相」というリーダーの立ち位置、動きに言及するものはありません

私が見る限り、「各大臣」も「官僚の皆さん」も動きづらそうです。

国民は総理大臣を選ぶことはできませんが、総理大臣を辞めさせることはできます。
総理大臣は国会議員の投票によりますが、総理大臣を辞めさせるには国会議員による「不信任」以外に自らの「辞任」という道もあります。

多くの国民が「菅首相にNOを言うこと」を続ければ、ムードも変わってきます。
政府を批判しても自民党を批判しても菅首相を批判しない限り政策は変わらないでしょう。
支持率を気にする人であればなおさら個別具体的な批判には敏感になるはずです。

医療従事者へのワクチン接種が十分に行きわたっていない現状を見るだけでも菅首相の言動を批判してもおかしくないはずです。


他国に比べれば感染者は少ないかもしれませんが、昨年7月くらいに政府が動いていればもっと違った結果になっていたはずです。
その中心人物が菅首相だったのです。
この人が首相であることは日本国民の最大の不幸かも知れません。



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