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「スーツ1着=初任給」の時代があった [ライフスタイル]

かつては「スーツ1着が初任給程度の価格」というのが長く続きました。
今はどうでしょう?
初任給の水準が上がり、スーツの値段が下がった」というのが実情です。

にもかかわらず「お金がない」という若い人の話が伝わってきます。
それどころか「お金がないから結婚できない」のような話も。

不思議です。
どんな事情があるのでしょうか?


「衣・食・住」で見ると、

1.「衣」

今はずいぶん「安く」なりました。
ユニクロ様様でしょうか。。。。

ただ、「数持ち」が多いのでは?
私たちの頃は「地味」でした。
週末(日曜日)に切る服はいつも同じということも多かったです。

スーツももっと高かったし、ネクタイも、靴も同様でした。


2.「食」

今の人は、やはり「外食」が多すぎるのでは?
私たちの頃は「学生食堂」のようなところによく行っていました。
コンビニも今ほどありませんでしたから「ちょこちょこ買う」ということもありませんでした。
そもそも「グルメ」などと言う言葉が一般的ではなかったはずです。

「職場の飲み会」の多くは「給料比例制」による精算がメインでした。
詰まんない話を聞かされるのですから、「給料の高い人はもっと払え」は当然でした。


3.「住」

大きく変わったのは「住まい」でしょうか?
①「エアコン・お風呂付きのワンルーム」が当たり前のようになっていませんか?
②かつては「独身寮」があった企業も多かったです。
なにかと不自由なこともありましたが「住宅費」はずいぶん抑えられたものです。


4.「電話」

ここも変ったところでしょう。
・独身寮住まいなら「赤電話」(公衆電話)利用が一般的でした。
・・・「かける」だけでなく「かかってくる」ことも可能でしたから「呼び出しがたいへん」だったようです。

洗濯機、風呂、調理台等々共用のものが多かったですから「独身寮」にいる限りは「一人暮らし」に比べればお金はかからなかったでしょう。


5.「貯蓄」

かつては「財形貯蓄(財形)」というのがありました。
毎月の給与とボーナスからの天引きでしたから「貯まる人は貯まる」ということでした。


6.「学歴」

かつては「大学卒」は今ほどは多くはありませんでした。
この4年間の違いは「貯蓄」という面では大きかったでしょう。
銀行の場合は「大卒初任給」=「高卒4年目の給料」という側面もありました。


こんな風に見てくると「衣食住」の物価水準が上がったというよりは、
①生活水準が上がった
②長く勤めないから「福利厚生」のメリットが享受できない
③フリーターなどと言う不安定な働き方は今ほどなかった
という「生活の質」「働き方の質」の変化が「貧しい若者」を産んだ背景には大きいような気がします。


過ぎ去った昔の話をしても現実に合わせられないことも多いでしょうが、
①生活の質
②働き方
③お金の使い方
等々、見直してみるいいタイミングです。

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