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目線の理論 ①(ゲレンデ理論) [ご商売の無駄話(beni色のessay)]

スキーをなさる方ならご存知かも知れませんが、特に、初心者の頃にはこういう経験をされたことはありませんか?
スキー場のスロープを下から見上げた時は、緩傾斜に見えていたものが、リフトで上に登って、いざ滑ろうと思うと、急峻なスロープに見えてきて、怖くなってしまったことはありませんか?

小生は、科学者ではありませんので、まったくの感覚でお話をさせていただきますが、
たとえば、身長170cmの人なら、
下から見上げるときは、目の高さは地上(足元から)160cmくらいでしょうか?
たぶん、結果として目の位置の分だけ実際よりは緩やかに見えてしまいます。
逆に、上から見下ろす時は、目の位置の分だけ実際よりは急傾斜に見えてしまうのではないでしょうか。。。

※絵に描いて説明できないのが残念ですが。。。。
 極論すれば、45度の傾斜も、下から見上げたときは、目の高さの分だけ下駄を履いた状態になりますから、傾斜角度は、30度くらいの緩やかなものに見えてしまいます。
 逆に、上から見下ろす時は、目の高さの分だけ、目から見下ろす角度は急になってしまいますから、ひょっとしたら60度くらいにでも見えてしまうかも知れません。

つまり、同じものをみているにもかかわらず「上から目線」で見る場合と「下から目線」で見る場合とでは、ずいぶん違って見えてしまうということです

これは、売り手と買い手、生産者と消費者、上司と部下、先生と生徒等々の関係に似ているのではないでしょうか。。。。。。
同じものをみても、スキー場のゲレンデのスロープで起こったのと同じことが起きてしまうのではないでしょうか。

「なぜ、売れないのだ!」「なぜ、わからないのだ!」と思われることが多いと思います。
たぶん、同じものを違う目線で見ているからでしょうね。
「相手の立場になって」と言うことは、「目線を合わせる」と言うことではないでしょうか。

※余談ですが、ゴルフをなさる方は、こういわれますね。
「打ち上げ」とか「打ち下ろし」とかと。。。。

「打ち上げ」の時は、実際はもっと急ですから、見た目ほどにはボールは飛びません。
「打ち下ろし」の時は、実際はもっと平坦なのかも知れません。
ただ、ゴルフは、キャリー(空中を飛ぶ距離)とラン(転がる距離)の区別がありますから、
「打ち上げ」はあまり転ばないし、「打ち下ろし」は平坦な場所に比べれば転がって行きます。
・・・・・ゴルフの教科書にはこう書いてあるのかも知れません。
「高く打ち上げようと思うなかれ、普通よりは早く地に着くだけです」と。。。


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