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有効求人倍率が「1」を超える地域への工場進出 [裏づけのない経営学]

ある社長から数年前に伺った話です
10年くらい前に東海地区に工場をおつくりになったそうです
この話を伺った当時の愛知県の有効求人倍率は「1」を超えていました
いえいえ、最近まで「1」を超えていました

その社長によると
有効求人倍率が高い地域というのは、どんなことが起こるかというと
①人が集まりにくい
②パート単価や労務賃単価が高くなる
そうです
当然と言えば当然かも知れませんね

しかしながら、人材募集の求人広告を打つとかなりの人が集まってくるそうです
有効求人倍率が「1」を超えた求職者優位の地域でも、採用希望者はかなり多いそうです
ただ、残念なのは、これだけ労働需給が高い地域でも集まってくる人たちは
いわゆる「いい企業」を辞めた(辞めざるを得なかった)人です
「人材の質」には考えさせられるものがあるそうです

工場とかを立地させるとき考えなければいけないのは、人件費の高い日本では人を集めることも大切ですが
「人材の質」を維持できるか!ということも大きな前提条件です

有効求人倍率・・・求職者に対して何倍の求人数があるかを示すもの。有効求職者数に対する有効求人の比率で、全国の公共職業安定所に申し込まれている求職者数に対する求人数の割合。失業率と並んで雇用状況を示す指標。求人数を求職者数で割ったもので、求職者1人に対し、どのくらいの職のニーズがあるかという割合。
※有効求人倍率=求人数÷求職者数

[本]愛知県の有効求人倍率
(ハローワーク名古屋中)http://www2.aichi-rodo.go.jp/~a_naka/koyounougoki05.pdf
(愛知県労働局)http://www2.aichi-rodo.go.jp/jyoho/docs/anteika/sokuhou/5c-08.pdf

[本]
厚生労働省のHPより

求人倍率・・・  「有効求人倍率」と「新規求人倍率」とがあり、公共職業安定所で扱う求職者数及び求人数のデータから、それぞれ次のように計算され、1人の求職者に対してどれだけの求人があるかを示す指標です。
有効求人倍率=有効求人数/有効求職者数 (倍)
新規求人倍率=新規求人数/新規求職者数 (倍)
 ここで、「新規求人」とは、その月に受け付けた求人をいい、前月から未充足のまま繰り越された求人と新規求人との合計を「有効求人」といいます。また、「新規求職」は、その月に受け付けた求職申し込みをいい、「有効求職」とは、前月から繰り越して引き続き求職している者と新規求職者との合計をいいます。 有効求人倍率は、動きが安定し方向が読みとりやすく、また、景気の動向とほぼ一致した動きを示します。求人倍率としては、通常、有効求人倍率が用いられます。一方、新規求人倍率は労働力需給状況の変化の先行的な動きをとらえることができるとされています。
 また、このほか求人のうちのどれだけ充足したかを示す充足率、求職のうちどれだけ就職したかを示す就職率もよく用いられる指標です。
充足率=充足数/新規(有効)求人数×100 (%)
就職率=就職件数/新規(有効)求職者数×100 (%)

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