「あなたの会社儲かってますか。。。。？」

先日のことでした。。。

ある企業の従業員さんに、「あなたの会社は儲かってますか。。。。？」と聞いてみました。


彼の回答は「一応黒字のようです」と。。。。
「どの部門で儲け、どの部門が赤字なのか」なんてご存じない様子です。



この企業は、本業は今一で、賃貸収入で黒字を出している企業です。

もし、賃借人が「不要」とか「見直し」といった理由でこの賃借を断ってきたらどうなるのでしょうか。。。。


この黒字企業もたちどころに赤字転落のはずです。




一般的に、非上場企業の場合は、詳細な決算内容を公表しておらず、働いている人ですら

①「儲かっているのか赤字なのか」不明
②各部門ごとの収益の状況が不明
③経営陣の所得の状況が不明
④赤字部門の存在意義が不明

という状況もあるようです。


時代が企業収益を押し上げてくれていた時代はいいのですが、
不景気が定着した日本経済の状況下、
①自社のストロングポイント・ウィークポイントはなにか
②将来のリスクはなにか
③何をしなければいけないのか
くらいは、全社で共有化しておくことが必要です。


なかには「朕はたらふく食っている」というような企業も多いものです。

経済・産業政策として税金を使うのなら、こういう企業をきちんと見極めていただきたいものです。