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「二束のわらじ」を履いた政治家の皆様へ [少し政治的な話を。。。。]

昔々、若い頃の話です。

融資した倒産会社の後始末をしていたことがありました。
今でも記憶に残っていることがあります。

先輩が書いた貸出稟議書を読み返していると、「経営者の人となり」の部分にこう書いてありました。

「社長は、〇〇商工会議所の会頭で人望もある」と。。。。。。。


この時強く思ったことがあります。

①スタックも充実していない会社で、二つの仕事を持つことはいかがなものか(できるのか?)
②本業は何か
③どちらかと言えば、商工会議所の会頭のほうに力が入っていたようだ。

この時以来、経路の違う仕事をこなすということの大変さ、危うさを痛感していました。


さて、今の政治家の状況で思うことの一つは、この「二束のわらじ」を履いた方々が多数いらっしゃるということです。

たとえば、

1.タレント・芸能人と掛け持ちの方

「政治家」という箔を付けたタレントにすぎません。

タレントが政治を語るのが悪いわけではありませんが、タレント業に政治を利用しないででいただきたいものです。


2.政治家がタレントになっている方

テレビ番組等々で、「かっこよく」政治を語っている方がいらっしゃいます。

①まるで「風見鶏」のように、その時の風の方向に向かってくるくると話が変わる人もいます。
②発言のレベルが浅すぎて失笑してしまう人もいます。


3.地方自治体の首長で国政に埋没(猛進)なさっている方

最近では「くびちょう」と呼ぶらしいようですが、あまりそのことを鼻にかけないでください。

1.首長のみなさんには、重要なお仕事はたくさんあります。
・・・・・その延長線にあるのならやむを得ないこともありますが、別のレールを走っていらっしゃいませんか?

2.「お国は大丈夫ですか?」
・・・・・お国では、殿のご意見を聞いたり、殿にお話しなさりたい方がたくさんいらっしゃいます。
また、ご自身の目で城下を見なければいけないことも多いようです。

経営トップには、休日なんてないのですよ!

3.かつての参勤交代のように、東京と地元を行ったり来たりではさぞやお疲れでしょう。
・・・・交通費とかは、どうのように調達なさっているのですか?
上京費用が、「国との意見調整」「陳情」「視察」というようなことにはなっていないでしょうね。。。

4.「地域の問題を国政の場で解決する」と言えばかっこいいのですが、やはりお立場もあります。

お国のトップには、本来やるべき仕事も多数お持ちのはずです。


5.こういう方々に、「地域主権」「地域主義」を語ってほしくないものです。

現場から離れると、生きた政治から遠のいてしまいます。




確かに、
・職業婦人
・家庭の主婦
・妻
・母

のように、お一人で何役もこなしていらっしゃる方もたくさんいらっしゃいます。


しかし、政治家や企業経営者もそういう方々と同じだとは軽々と語れないような気がします。


政治家の役目として、プロパガンダのためにマスコミ等への露出が多いのもやむを得ないかもしれないと思います。

しかし、「本業は何ですか?」と思わず聞いてみたくなる方も中にはいらっしゃいます。
お留守を守る「ご家老様はいらっしゃいますか?」


最近の政治家の中に、
①「ふわふわ」した感じの方が増えた
②単一争点で、応用が利かない
③浅い+軽い

という印象を持ってしまうような方がすごく増えてしまったようです。


マスコミのみなさんも加担していらっしゃいませんか。。。。。。。








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