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「40歳未満の持ち家比率低下」(12年度国交白書 賃金伸び悩みで) という分析の意味 [無駄の効用かやっぱり無駄か]

昨日(2013.7.2)、「国土交通白書(2012年度)が発表されたようです。

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昨日の夕刊各紙には「40歳未満、持ち家比率低下=住宅ローン重荷に」的な記事が見受けられました。

新聞記事から見ると、

①住宅ローンの負担が重くなっている傾向から40歳未満の持ち家比率が低下
②民間賃貸住宅に住む割合が増加している

③良質な賃貸住宅の供給支援などが必要
④1983年と2008年で比較すると、持ち家比率は30代で53.3%から39.0%に30歳未満で17.9%から7.5%ににそれぞれ低下

「40歳未満の民間賃貸住宅」に住む割合は39.7%から59.7%に上昇している
「30代の可処分所得に占める住宅ローン返済額の割合」は、年収の減少などにより89年の13.2%から09年は19.8%に上昇した

ということのようです。

ところで、どこに問題があるのでしょうか?

ひょっとしたら、
「持ち家を持つのがいいことだ!」という考え方が背景にあるのでしょうか。。。。。。?


よーく考えてみてください。

1.「少子化の定着」とともに「親の家がある」(場合に寄ったら2か所)人が増えている
2.仕事の関係で、一定の場所に住み続けることが必ずしもいいことではなくなった
3.「若い時」と「老後」では、住み方も住む場所も違う

というようなことを考えたら、もはや「持ち家比率の議論ではない!」と言えるのかもしれません。


さも、「経済的な事情で持ち家比率が低下した」的な分析になっていないでしょうか。。。。。

ライフステージに応じて住み替える」ということがあってもいいじゃないですか!

大切なのは、

ライフステージに応じた経済生活、住宅問題に対応できるようなライフプラン教育が必要なこと
ライフステージに応じた住宅が供給維持されていくことではないでしょうか。。。。。。

私が住む東京の住宅地でも、空き家が増えてきました。あるいは独居老人が目立っています。
そういうお宅に限って、「大きく」かつ「古い」という問題が併存しています。

相続時期を迎えたとき、結果的に「自宅売り」ということが起きてしまっているようです
田舎では、廃墟然とした「空き家」に地域住民の方々が困っていらっしゃる。。。。らしいのです。


年金の支給開始が遅れるようになると

①「いったいいつまで賃貸住宅に住むんだい!」
②「固定資産税が払えない!」

という新しい問題が起きないことを願う限りです。


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