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限界集落の「田畑」は「耕作放棄地」になり「荒野」になっていくのか [無駄の効用かやっぱり無駄か]

先日、ある限界集落を訪ねた時のことでした。

集落の人たちが言うには、

あそこのおばあちゃん(一人暮らし、80代)が入院したと。。。。
ということは、丁寧に作っていらっしゃった畑は多分もうお作りにならないに違いありません。
都会に住んでいるお嬢さんにはその気もないようです。

こっちのおばあちゃん(息子と二人暮らし、70代)が今年限りで、田んぼを作らないと。。。。。


そういうお宅がこの集落にはずいぶんあるとのことです。




道行くお年寄りに聞けば、聞く人は誰も「うちもそのうち作るのをやめる」と口々におっしゃっています。

子どもと同居の人も「子供たちには無理」「あんな狭い田んぼでは発展性はない」と。。。。

お子さんたちも「自分でリスクをとってまではしたくないし、元気もない」とのことのようです。



ということは、田んぼや畑が次々に「耕作放棄地」→「荒野」になっていくはずです。

「葦」や「ススキ」が生えてしまったらもう、畑には戻りそうもありません。

「梅」や「栗」や「桜」や「桃」の木を植えるにしても、

①一度植えてしまえば、「農地」に戻すのはかなり困難です。
②その前に、「シカ」が苗木を食べてしまいます。

いずれも「少しばかりのコメ作り」「自用野菜作り」が中心のようですから、大勢には影響はないのでしょうが、せっかくの農地が消失してしまいます。


せめて国策で「農業株式会社」を作り、

〇田畑の無償借り上げ
〇農業機械の無償借り上げ(または出資)
を行い、

農業をやりたい人を束ねて農業をやってもらうことなどできないものか」と考えてしまいます。

※万が一儲かったら出資者に配当をしたり、賃借料を払ってあげましょう。


何を作るかというと、それは駅弁大学農学部様に考えてもらえばいいのです。

〇穀類
〇野菜
〇飼料
〇花
あるいは、
〇牧畜
〇酪農
〇シカ、イノシシの餌場
〇養鶏
等々。。。。。

適地適作です。

※「農地が狭い」のなら思い切ってブルドーザーで均してしまいましょう。


産官学」という言葉もあります。

農業こそ、この「産官学」向きのビジネスではないでしょうか。。。


かつては100戸以上あったというこの集落も、今は60戸たらずのようです。

空き家も増え、また空き家になっていきます。


でも、この空き家を取り壊したら、また雑草が生えるだけです


限界集落は、荒野に変わり果ててしまうのを待つだけなのでしょうか。。。。

P3222101②.jpg


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