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優しいけど筋を理解するのが下手・・・・・現代若者考 [鈍感日本人への警鐘]

こらー何やってんだよう! そうじゃねぇだろう

自宅の隣の工事現場での話です。

ユンボで土地を掘り起こしていたおじさんが、別の水道工事業者の不手際に大声を上げているのを見てしまいました。

ユンボのおじさんは道路に青いビニールシートを敷きダンプに土を詰め込んでいます。
道路汚さないための配慮です。
見ていて、「今の工事現場はここまでやるんだ」と感心していたところでした。

そこへ水道工事屋さんが来て道路の舗装を掘り起し、後片付けのため道路を水で流し、この青いビニールシートの上に水でぬかるんだ土をためたまま立ち去ろうとしたところでのおじさんの大声でした。

水道工事屋のおにいさんは、「これは私らのではない」と言い張ります。
ユンボのおじさんは「こんな濡れた泥は俺たちがやるわけがねぇだろう」とまた大声です。

このやり取りを聞きつけた水道工事屋の年配のおじさん2人がやってきて謝りながら片付けていました。
さっきの若者は、何もせず見ています。

誰でもわかるようなことに何をムキになっていたんだろう」と思わずにはいられません。

ユンボのおじさんが怒るのもよくわかります。


このところ若手の営業マンや現場作業員や公務員さんや諸々の方と話す機会が増えましたが、二つのタイプがあるようです。

Aタイプ:とにかくすぐ謝って現場や事の成り行きを理解しない。

Bタイプ:筋が通らないことを平気で言う。


どちらのタイプにも共通するのは「根っから悪いヤツではない」ということです。

想像するに、

職場で、筋の通った(理にかなった)指導を受けていない
・・・・上司に相談する姿が見えない

わかったふりをしながら、腹の中では理解していない
・・・・おそらくツイッターなどで持論を呟いているのでしょう

上司の姿が見えない
・・・・上司の包容力が窺われません

と思えてしまいます。


ある時、私が若者に意見した後で、下請け業者の方が私におっしゃったのです。

あいつらはいつもこう
・・・・公務員の方を指してでしたが。。。。。
誰かがピシャッと言わないとだめだ
・・・・・自分らは下請けの立場なので言えない
年々レベルが下がってきている
・・・・・知的レベルや意欲は高まっているようですが、何か足りないのです
おかげで仕事の効率もどんどん悪くなっている
・・・・・とにかく「だんどり」とか「根まわし」不足で「全体像を考える」とか「次の一手が足りない」のです


何かをあると「パワハラ」「キレタ」という風潮の中、筋の通った指導なさったり意見をおっしゃる方が明らかに減ったのだと思います

そういえばツイッター好きの政治家の方がいらっしゃいますが、主張がよくわからないのもこういうことなのかもしれません


ここのところ感じてしまう私の若者考です。
ポイントは、「若い人に任せることも必要ですが、人生の大人が時々軌道修正をしなければいけない」ということかもしれません。




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