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「上から目線」よりも「小ばか発言」のほうが危うい [みんなうすうす気づいている]

日本はこの程度の「さざ波」。これで五輪中止とかいうと笑笑」という内閣官房参与の高橋洋一氏のツイートが物議を呼んでいます。

このツイートの稚拙さというか問題は
・コロナを契機にお亡くなりになった方を冒涜している
・感染や医療崩壊への恐怖や不安を持つ国民を「小ばか」にしている
・内閣官房参与と言う立場を忘れている
点にあります。


こういう「小ばか発言」と「上から目線」発言との違いを考えてみましょう。
世の中には「上から目線」という批判をなさる方がいらっしゃるようですが、この「上から目線」という言葉はおそらく新しい言い回しでしょう。

融資を担当する銀行員の多くは「上から目線」の発言が日常ですが、それが大きな問題になったことはないと思います。
融資担当の銀行員の仕事は
●融資が返済されるか
●融資したお金が世の中のお役に立つか
●融資がその企業のためになるか
ということをいつも考えています。

相手の企業の経営者の方も「むっと」なさることはあっても、その言葉遣いが原因で取引が解消されるようなことはほとんどありません
経営者なら「銀行員の発言の真意をご理解されている」からです。

ところが、銀行員の、
慇懃無礼な言葉遣い
相手を「小ばか」にした言動
は見抜かれてしまいます。


つまり、SNSあるいは日常会話の中で「上から目線」を批判しているうちに「小ばかにした発言」との境界線の区別が曖昧になってしまったようです。


マスコミで経済政策を語る高橋洋一氏の話には「小ばかにした」部分が多く具体性に欠ける部分が気になっていました。
市井の方ならいざ知らず「菅首相の相談相手」として任命された立場の人ならばこういうスタンスは許されません


私の経験から言えば、
「上から目線」の発言の内容はわかる人にはちゃんと通じる
「小ばか」にした発言は親友も取引相手も失ってしまう
ということです。


ただ、「たばこの煙が社長の顔にかかったことから取引が解消になった」という話も聞いたことがあります。

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