「効率化」居士は仕事ができない [仕事についてのエトセトラ]
とかく「効率化しろ」と言う人がいます。
このタイプは仕事を知らない典型例です。
ポイントは「全体像」が見えていないということ。
似たような言葉に「合理化」と言うのがあります。
どこが何が違うのでしょう?
①効率化は手順省略に過ぎない
~省略された手順は
●不要でしたか?
●省略された手順はどこに行きましたか?
●トラブルは手順省略が原因ではないですか?
●別の無意味な作業が増えていませんか?
・専門知識のない者
・効率化バカ
が「効率化命」にはまると
●無駄に対し「手順を省略」して解決しようとする
「そんなのやらなくてもいいよ」「時間の無駄」と言うのが口癖
●仕事の奥行きが切り捨てられ品質が落ちる
●トラブルが起きた時「手順省略」に大きな穴があることがわかる
ことがまま起きてしまいます。
②合理化は理に適うこと
●デジタル化、機械化の根底には理に適うという哲学があります
●「無駄を省き」「作業を楽にする」
●「重複作業」「不適当な担当」を排除する
●「全体像」「流れ」を把握したうえでの無駄の排除をする
●リスクに備える
ことが合理化です。
そこには「なるほど」があります。
効率化という方法論を目的化してしまうと、手順がわからない者が増えたり、トラブルでもあれば結局また無駄が生まれてしまうこともよくあります。