「学生バイトはいらない」という飲食店 [みんなうすうす気づいている]
ポストコロナが静かに走り出しました。
しかし経営の仕方をさりげなく変えたお店に気がつくことがあります。
コロナ前によく行っていたある飲食店も変わりました。
●あまり多くはないメニューは「ほぼ500円引上げ」
~旧メニューに新メニューの価格が貼ってあるだけなので値上げ額がよくわかります。
●「学生バイト」のようなひ弱な店員さんがいない
●客を詰め込まない
ということが目につきます。
支払いをする時に店員さんに「お店の雰囲気が変わりましたね」と申し上げると、
彼女は「どこが変わりましたか?」と聞き返してきました。
まず「頼りなさそうなバイトさんがいなくなりましたよね」と言うと、
彼女は「そうなんです。中途半端なバイトはいりません。」ときっぱりと言い切りました。
東京の繁華街ならではの強気の作戦なのかもしれませんが、
①インバウンドに人気の店であること
②500円値上げでも相応に賑わっていること
③ちんたらバイトの人件費を考えたらこのやり方も効率がいいようです
「賃上げ」「人手不足」と巷間伝えられていますが、経営側も手をこまねいてはいないようです。
①自分の店の強みをよく知っている
~一組のお客の滞在(食事)時間は約1時間
強気の価格設定
②賑わいよりも利益
③昼・夜で料金を変えている
等々
本当は厨房改革などもやっているのかもしれません。
雑なバイトさんを増やして「ムリムリ」対応をするよりも「コアな人材できちんと商売をする」[→]利益率を意識ということなのでしょう。
コロナ前に固執した商売をするなかれ!です。
「客も変わりました」
ということは
「経営も変わりました」
ということなのでしょう。