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過度な「住宅ローン」に陥るな [どう受け止めたらいいのか]

東京ではマンション相場が活況を呈しているようです。

みなさん大丈夫ですか?
特にこれから「住宅を持とう」と思っていらっしゃる方。

かつて「住宅金融公庫」あった頃は

資金調達の状況
〜自己資金はいくらなのか?

資金繰
〜生活は回るのか?(返済額の月収倍率)

総借入額
〜借りれ額の年収倍率

に主眼がありました。
銀行も
●「住宅公庫からはいくら借りるのか?」(住宅公庫の審査に落ちるような借主なのか?)
●「生活はできるのか?」(家を取得するということは住宅資金だけでは生活はできません。カーテンや家具も新調なさるはず。そもそもの日常生活費や教育費はどうするのか?マンションなら管理費や積立金は支払えるのか?)

何よりも各銀行が住宅金融公庫の代理店を兼ねていましたから、「住宅金融公庫」アウトは即この住宅ローンは無理ということでした。


今、東京23区の住宅地の土地の坪単価は250~300万円が相場です。
25坪の土地購入でも6,250〜7,500万円は必要です。
そこに建物資金や家具、カーテンなどを加えると1億円をはるかに超えてしまいます。


「住宅金融公庫」がなくなった今は「質屋金融」(担保金融)そのものです。
金融機関側からすれば「物件売却をすれば融資の損失は出ないか」がポイントです。
また不動産業者の「賃貸家賃で住宅ローンが返済できます」というアバウトな話をよく聞きます。
生活感のない若いおにいちゃんの話が信じられますか?

住宅ローンを組めば「ボーナス月の増額返済」が待っています。
今までのように「海外旅行」「帰省」などの費用は出てきません。

「ダブルインカムだから」と考えていても
・離婚
・転職
等の頻度を見れば社会構造も大きく変わりました。(安心はできません)

最近のわが家周辺に住宅取得された方を見ると「車まで新車、しかも外車」というお宅が目立ちます。
「親の相続財産が手に入ったのでは?」とうらやましく思う次第です。


「住宅ローン」を構えるにあたって申し上げたいのは「家を持ったからと言って収入が増えるわけではない」ということ。
どこかで「まさかの時のため」の貯金をする余裕も必要です。
生活を切り詰める」ということです。


今、住宅取得をお考えの方に申し上げたいのは、
①23区内及びその近郊なら中古住宅を狙いリフォームすること
②「どこに長く住むのか」というライフプランを考えた住宅取得をすること
老後はどうするのかを踏まえる
ことなどでしょう。
固定資産税、都市計画税もついて回ります。

さぁ、今から自己資金作りをしましょう。


東京ではマンションの話ばかりがニュースになりますが、わが家のある周辺では、
①建売住宅もよく売れる(最低価格8,000万円~)
②住宅敷地もよく売れる(坪250万円~)
③実家を半分売却して残った部分に自宅を建てる
と言った話が日常茶飯事です。

少子化時代ですから23区の住宅地では中古住宅はこれからますます増えていくことでしょう。
人生で最大の買い物です。
よーく考えてみませんか。

ちなみに私ならマンションは買いません。
①定年後管理費が払えるのか?
②年老いてから建て替え決議があったらどうするのか?
等々が気になるからです。



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