「リスクの棚卸」の時期 [裏づけのない経営学]
「おもてなし」ブーム、「コロナ」と続き、企業の経営ぶりに「基本」から遠ざかるような現象がここ何年か続きました。
ところで、あなたの企業は、今まで想定されていた「リスク管理」態勢に狂いが生じていませんか?
企業経営は「ひと」「もの」「かね」ととかく言われます。
「もの、かね、ひと」「かね、ひと、もの」でもないところは興味深いところです。
例えば、
1.ひと(人)
・経営幹部
・熟練者
・時代を担う若手
・お客様
の状況に変化はありませんか?
そこにはどんなリスクがありますか?
「人手不足」と言われる時代です。「人」の見極めをちゃんとやらないと経営を危うくしてしまいます。
2.もの(物)
●お取り扱いされている「製品・商品」の競争力はありますか?
コロナ、ロシアのウクライナ侵攻からの未曽有の「資源高」「物価高」に対して消費者はかk四国なりました。
「そもそもいらない」製・商品は淘汰されてしまいます。
●工場・店舗・機械・設備などは陳腐化していませんか?
そこで何ができますか?
儲からない店舗の見直しも必要でしょう。
危険な現場を放置したままでは人は集まりません。
3.かね(金)
●資金はありますか?
●利益は出ていますか?
最近は「いきなり破産」という倒産企業が多くなっているようです。
「再生」ということすらないようです。
●売上だけに目が行っていませんか?
儲かっていなければ「貧乏暇なし」あるいは「自転車操業」が続くでしょうが「いつまでも長らえる」ものでもありません。
「見切る」ことも必要です。
●「与信管理」はできていますか?
帳簿上「売上」を立てても回収できなければ「損失」です。
「おもてなし」などと言う小手先の手口では経営がうまく行くはずもありません。
「おもてなし」を重視するあまり本来のビジネスの「いろはのい」や「リスクの優先順位」を見失ってしまっていませんか?
歴史伝統的な優良企業の工場を覗いてみてください。
「安全第一」
「整理整頓」
の標語が掲げられ、かつ徹底されています。
あなたの企業はいかがですか?